Scribble at 2020-04-02 16:14:24 Last modified: 2022-10-03 09:03:09

(株)Crowd Leaseは、2015年(平成27年)11月に設立。ソーシャルレンディング業者として、投資家から資金を調達し、貸付および資金管理を手がけていた。当社ホームページ(2020年2月時点)によると、累計貸付件数は6079案件、累計貸付金額は約159億8409万円となっている一方で、期日内の返済を得られていない延滞債権およびデフォルト債権となる案件が31件発生し、累計約55億1813万3340円の回収遅延が発生していた。

株式会社Crowd Lease

要するに、あなた武富士とかレイクの株主になりますかってことだよ。いまでこそ都市銀行の下に加わってるけど、もともと都市銀行だって《金貸し》には違いない。金融とかマネー・フローとか、格好のいいことを言ってるけど、しょせんは『難波金融道』の萬田銀次郎との違いは僅かだ。そんなもんに出資して財テクとか、そもそもが博打だろう。

それに借りる方についても、そもそも都市銀行から借りられない時点で、まっとうな評価のもとで融資するような相手じゃないのは明白。いまどきの銀行は情実なんて殆どなくて、決まったアルゴリズムで計算書から判断してるわけだから、逆に公正なのだ。このようなプロセスで融資を受けられない事業者は、本来の正しい資本主義の仕組みにおいては解散・倒産するべきであって、永久にとは言わないまでも、いったんは市場から仕切り直しとして出ていくべきなのである。

クラウド・レンディングなんてのは、そういう人々に融資するわけだから、ロクな稼ぎ方で返済しないであろうということは、もともと予想はできるはず。マイクロ・ファイナンスとは違う業態なのだ。株式市場の偽物と言ってもいいし、だいたい出資法に照らしてまっとうな事業だったのかどうかも怪しい。このところ「クラウド」と名の付く胡散臭いサービスがやたらと増えているが、何の苦もなくピコピコとアホみたいにパソコンのキーを叩いてるだけで「クリエーティブ」だの金儲けができるだの、そんなうまい話があるくらいなら、とっくに RPA で実装されるに決まっている。ヒトという、不安定でコストばかりかかる部品なんてものは、本物のコンピューティング環境においては優先して採用するべき理由などある筈がない欠陥部品なのだ。たとえ、スマートフォンの一部みたいな小僧たちが少額の資金を持っていようと、手持ちの資金だけから始めて自動化された投資システムをグルグルと回している方が、ゲームだのオンライン・サービスだのとガキから小銭を巻き上げるよりも効率的に稼げるに決まっている。

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