Scribble at 2026-05-22 16:49:57 Last modified: 2026-05-22 16:52:29

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いまのところ公式に発表されていないようだが、Google のサービス・アイコンが変更されている。どうやら Google I/O 2026 というイベントに合わせてサービスの統一感を更に高めるという目的で実施された変更らしい。これを報じている幾つかのメディアでは、「グラデーション・デザイン」などと呼んでいて、既にそういうテイストだった Gemini などのアイコンにテイストを揃えたような印象を受けるのだが、公式の発表がないので、X では色々な感想なり妄想がバラまかれている。

僕は、正直なところ今回のデザインを評価していない。まずデザインの初歩的なところから話を始めてみると、こういうグラデーションを使うと色による識別が難しくなる。はっきりと「ここは何色」というパターン認識ができなくなるため、全体のグラデーションの印象を記憶するしかなくなるので、アイコンの一部だけを見て何のアイコンなのか判断し辛くなるからである。

そして、デザインを「変えること」自体にも、迂闊にやってはいけない理由がある。それは、もちろん記憶されている色や形状といったパターン("visual anchors" と言ったりする)との連続性を保つためにユーザへ負荷をかけることになるからだ。たとえば Google Drive のアイコンは角が丸い三角のマークになったのだが、それまで使われていたオレンジが使われなくなり、また色の配置が全て時計回りに45度ずつ傾いたような見栄えとなったので、近いデザインだとは言っても、アイコンが変更されたことを知らない人だったら、別会社のサービスだと言われたら信じる可能性がある。つまり、サービスのアイコンやフロント・エンドのデザインを勝手に変更することはセキュリティとしても危険な場合があるのだ。

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