Scribble at 2026-07-23 14:10:51 Last modified: 2026-07-23 17:27:18
デジタル庁は7月21日、「デジタル社会の実現に向けた重点計画」を公表し、デザインを刷新した「次期マイナンバーカード」を29年度中に展開する方針を示した。偽造防止対策や視覚障害者への配慮を踏まえ文字を読みやすくする他、券面の記載事項も変更する。
X では自称デザイナーとかが参考になるとか色々な感想を書いているけれど、正直なところ見本として掲載されているカードのレイアウトやフォントの使い方などを見る限りでは、どういう基準で評価しても「専門学校の学生レベル」としか言いようがない。いったい、こういう自称デザイナーというのは、何を見て参考になるとか語ってるんだろうか。それとも反面教師という但し書きを省略した褒め殺しなのかね。ともかく、これらの他に記事へぶら下がっているコメントの大半は思慮の浅い屁理屈か、ただ単に官公庁を侮蔑したいだけのゴロツキか、個人的な趣味や事情を語っているだけの自己承認欲求の塊、あるいは下らない裏事情を語って事情通を気取りたいだけの業者など、カスどもの言うことなど眺める意味はない。
こんなことをプロのデザイナーがいちいち解説してやるのもどうかと思うが、まずカードを見ると即座に分かるとおり、記載内容によって書体が全く違う。ウェイトもカーニングもバラバラだ。配置も、行単位でのマージンも合理的な規則性がないし、いまどき生成 AI に考えさせても、これよりはマシなものを出してくるはずだ。いや、寧ろ精度の低い生成 AI にサンプルを適当に描かせた可能性もある。もし、こんなのを生身の「デザイナー」と称する人間が手掛けたのであれば、よほど予算が数百円と安かったか、あるいは2分で作業させたか、ともかくプロの仕事であれば異常としか言いようがない品質の低さだ。
もちろん、こういうカードのデザインには、それが国民に発行されるのであるから分量としても膨大になるのだから、インクやカードの材質や加工方法などというコストをシビアに検討する必要があるため、いたずらに文字のサイズを大きくすれば読みやすいという理由だけで大量のインクを使うわけにもいかない。しかし、コストだけを考えて扱い辛い文字サイズとなったり、判読が難しくて利用されないとか、あるいは偽造されたカードと見分けがつかなくなっては本末転倒である。また、必ずしもカードの書体を揃えられるわけでもなく、ベースになる大量に印刷されたカードを製作する業者と、具体的な個人番号をカードに印字して検品する業者が異なり、そして各事業者で担当する区画の文字であることが分かりやすいように書体を変えている可能性もあろう。もちろん、そういう実務上の制約が分かったうえでの評価だ。