Scribble at 2026-04-10 14:48:19 Last modified: 2026-04-10 16:46:31
これは DEMANDSPHERE という東京にあると称している実態の良く分からない組織(まともな法人である証拠すらないが)の公式ブログに掲載された記事だという前提を知っておく必要がある。そして、この自称会社の事業は AI に対応した SEO などのサービスである。そのうえで記事を読もう。
まず、WordPress から Jekyll へ移行した理由として、速度・柔軟性・開発効率が最大の動機だという。WordPress は開発者リソースに依存しがちで、優秀な開発者を WP に割くのは才能の無駄遣いになりやすいからだとか。しかし、そもそも WordPress でサイトを構築するのに無駄かどうかを判断せざるを得ないほど時間をかけてるマネジメントがヘタレだと思うんだよね。悪いけど、現状の彼らのサイトなら、俺がテンプレートを作れば数日で終わる。もっとも、この自称会社がその数日すら貴重でビジネス競争においては致命的な結果になると思っているなら、本物の企業の部長としてコンサルティング料金も不要でありたがく教えてやるが、そもそもブログ記事なんて書いてる時点で諸君は本末転倒なことをやっていると自覚するべきだ。
第二に、AI コーディングのエージェント、端的には Claude Code の登場で、静的サイトへの移行が現実的になったからだという。Jekyll は Ruby の CMS ツールらしいので、彼らの言う「静的サイト」が HTML ファイルだけでサイトを運用するという意味でないのは分かるが、ツール依存である点に変わりはない。「Jekyll は過去に使っていた経験があり、成熟したフレームワークで安心」というが、そんなもん知ったことか。それは単に自分たちが WordPress や PHP に慣れていないというだけのことであって、CMS システムの比較という問題ではないはずだ。
ということなので、この記事で着目するべきは、どちらかと言えば Claude Code でサイトの運用に役立つツールを独立に開発して使っているという話題だろう。そして、それらはただの紹介なので、GitHub にツールのソースコードが公開されているわけでもないから、「へーそうですか」で終わりである。いまどきリンク切れのチェック機能などは、Ruby のコードなど書かなくても Dreamweaver にすら搭載されていて何年も経つし、はっきり言って「生成 AI 使ってまっせ!」みたいな(程度の低い)マーケティングが目的の記事ではないかという気がする。
まつもと氏や山陰地方で Ruby をせっせと使っている人々には気の毒だが、どうも僕には日本で Ruby を使ってる連中というのは、あまりいい印象がない。SFC の学卒ていどという知識や経験しかない小僧が、アジャイルだなんだと言いながら先進的なことをやってるかのようなマウンティングしか能がないベンダーを始めた末に、3年くらいで廃業してクソ田舎でクラウド・ワーカーやってるような無能というのが、15年くらいにわたって見てきた Ruby 使いの人物像だ。