Scribble at 2024-05-09 16:55:33 Last modified: 2024-05-09 17:37:28

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ウォール・ストリート・ジャーナル紙の記者は、「これまで私たちが喜びを感じていたもの全てをテクノロジーが破壊してしまうという人々の思いを、この広告は完璧にまとめている」とコメントした。

アップル「iPad Pro」の宣伝動画、ユーザーの感情逆なで SNSで憤り噴出

うん。僕も買ったばかりの iPad で動画を観たときに、このシーンで何か釈然としない印象を覚えた。まず、プレスで押し潰していく様子が単純にグロテスクで醜悪だとしか言いようがない。なんで Apple ともあろう会社が、こんなシーンを見せる必要があったのか理解に苦しむ。そして、上記の記事で言われているように、従来のクリエーティブだけでなく、その道具まで押し潰すということに、テクノロジーとしての力強さというよりも、寧ろ傲慢さを感じる人がいたというのも頷ける。

これは以前から言ってることだけど、海外でも「デザイン」というのを Photoshop のテクニックだと思ってる人が多いんだよね。もちろん弘法は筆を何とやらなんていう、ありきたりなセリフを言うつもりはないのだけれど、真のデザイナーというのは iPad Pro どころか、砂浜で指一本でクリエーティブを実現するような人のことなんだよ。僕はそこまではできないから「二流」を名乗ってるけれど、少なくともこれを理解してるだけでも、ただの二流ではないよという自信はあるね。だが、Apple のプレゼン制作部署には三流しかいないのかな。まぁ、自社製品に心酔するというのも社員としての処世術ではあろうけど、デザイナーとしてのスピリットまで札束と交換する必要はないと思うよ。

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