Scribble at 2022-10-05 10:17:10 Last modified: 2022-10-05 10:27:52

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2022年03月21日に初出の投稿

ようやく当サイトで公開していた過去の Notes を全て読み直して整理してから、2017年の初投稿まで遡ってアーカイブを再び公開することとなった。これに際して、大半の方には関係のない話だが、幾つかの但し書きを残しておく。なお、これまでのあいだ非公開としていた事情については、上記の記事をご覧いただきたい。

まず、再公開する記事は全て読み返している。気づいた限りで誤字・脱字を訂正したり、脈絡が僕の頭にしかない状況で書いたために、冷静に読むと何のことなのか前の文や前の段落、あるいは前の記事を読んでもわからないような表現も、その脈絡を付け加えて分かるように追記してある記事も幾つかある。よって、幾つかの記事は初出とは内容が異なる。しかし、記事のタイトルの下にある "Last modified" の日付で書き換えた記事かどうかを判断しないようにしてもらいたい。僕が使っている CMS の動作原理という都合により、記事の内容を編集フォームで確認してから、修正すべきことがあろうとなかろうと「更新」ボタンを押して作業を終えている。そうすることで、ローカルにある記事のデータをヘテムルのリモート・サーバにも PHP の FTP 関数で送信できるからだ。通常の再編集だとファイルは上書きとなるが、今回はいったんリモート・サーバから削除した記事のデータを送信しているため、何も訂正すべきことがなくても編集したときと同じ操作を実行しており、"Last modified" の日付は修正があろうとなかろうと、全てここ数日の日付となっている。

次に、上記の記事で事情を説明しているように、古い記事を取り下げた理由は二つあった。一つは会社や仕事に関連する記事について、会社から警告を受けたことであり、そういう記事はもちろん今回の作業では「削除」している(CMS の挙動としてはアーカイブのディレクトリにデータを移動させている。ただしヘテムルのリモート・サーバでは記事のデータ・ファイルを削除しているため、CMS で「削除」の操作を加えたデータは、僕の自宅のマシンにしか存在しない)。そしてもう一つの理由はこうだ。そういう不適切な内容らしき記事を、いったんは全文置換で修正するだけで公開し続けようとしたのだが、恥かしいことに全文置換の条件を間違えてしまったらしく、どうやら「日」とか「分」という漢字の後に続く文章が意味の通じない内容へ置き換わってしまう問題が起きたのだ。そして、それ以前に記事のファイルをバックアップしたことはある筈なのだが、古いデータが見つからないため、そういう意味の分からない文章になっている記事は、元の脈絡を思い出して書き直すよりも記事を「削除」することにした(なぜ括弧を付けているかは、ニワトリでもない限りお分かりだろう)。そういう記事を見つけるためにも、2017年に初めて公開した記事から2020年4月20日頃(この頃に記事を取り下げたり置換処理をやった)の記事までを、全て再び読み返したのである。もちろん、内容として公開して僕の意見を訴えるべき大切な話題を取り上げている記事も幾つかはあったが、どうでもいい内容の記事も多かったため、「削除」しても後悔は殆どない。

それから三つ目に、この度の記事の読み直しや非公開の作業とは別に、かつて WordPress でサイトを運営していた頃に公開した記事のデータが見つかったので、これを現在の CMS で使っているファイル形式にコンバートして再び公開してある。ほんの一部であるから、今後も記事を追加していく可能性がある。とは言え、WordPress のバージョンが 2.x という15年以上も前のデータであるから、現在の WordPress でインポートはできない(スキームが変わってしまっている)。かといって、わざわざ古い WordPress を入れるのも面倒臭いし、そもそも保存していたデータは WordPress 形式ではなく SQL 形式のファイルなので、いったん MySQL の管理画面で新しく作ったデータベースにインポートしてから、いまの CMS で使っているフォーマットに必要な日付や本文だけを select 文で抜き出して、後は PHP で所定のフォーマットにコンバートした。その多くは、WordPress の本文であるためにタグが入っていたり記号などのエスケープが現行の CMS で使っているフォーマットに適合しないため、使えない場合もあった。いまの CMS で編集画面が崩れてしまうような場合もあり、それらは問答無用で「削除」した。そういうものをホビーとして丁寧に再編集することは技術的に難しくはないのだろう。でも、そうする価値が本当にあるかどうかは僕自身として疑わしいため、多くの記事は捨てることにした。

また、データの形式として問題がなくても、内容について再公開してもいいかどうか疑わしい記事も「削除」してある。そういう記事は、政治的な内容とか会社やクライアントに関わる内容ではなく、僕の前職(風俗系のサイト運営会社でチーフ・デザイナーとエンジニアをやっていた)に関わる内容であり、通常は大っぴらに書くような話題ではないのだろう。しかし、僕のエンジニアとしての知識や経験の多くは、実際のところ広告代理店の上場企業案件ではなく、そういう業界のサイトを企画、デザイン、制作、運用して、コンテンツの提案からデザイン、ユーザビリティ(今で言う「ダーク・パターン」も含まれる)、加えて顧客管理から販売管理までを扱った経緯によるものだ(会員制サイトの決済システムや販管システムも僕が開発して事業を運営していた。提携先のプログラマやサーバ・エンジニアからも大真面目に「優秀」と言われたことがあるので、僕が当サイトで有能と自称しているのは尊大な表現ではない。「有能」という表現ですら謙遜なのである)。実際、いまの会社で情報セキュリティを担当する立場になっても分かったことだが、いまだに犯罪者やテロリスト、それから風俗関連の会社は、プログラミングや情報セキュリティどころか、UX やユーザビリティあるいはビジュアル・デザインにおいても、凡百と言っていい制作会社を技術や知識や経験、そしてオンライン・コンテンツの企画や商品開発や顧客対応やサイト運用にかける技能で圧倒し凌駕していると思う。「ハッカー」と言うと、すぐにパソコンで怪しいコードをタイプしてる連中だと思い込む人は多いし、実際にそう描く貧困な理解の者が多いわけだが、たとえば風俗系のウェブサイトを運営する会社のエンジニアは、それこそ20年も前から「フルスタック」としてコーディングもデザインもやるし、その多くはサーバ管理も顧客対応もやるので DevOps すら兼ねているし、更にはユーザビリティどころか身障者向けのサイトを設計するアクセシビリティの知識すらある。翔泳社や日経 BP なんていう、お行儀の良い出版社から出てる、情報理論しか知らないお子様の空論、あるいは数学もできないライターが書いた無知無教養の経歴書みたいな本ばかり読んでる君らは、オンライン・ビジネスという世界の半分どころか大半を知らないのだ。

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