Scribble at 2022-09-14 11:16:42 Last modified: unmodified

さきほど Basic Optical Mouse の分解掃除について書いた記事へ後日談を追加した。そして、それから暫くマウスを使いながら、この硬い使い心地のミドル・ボタンは何とかならないものかと思っていたところ、なんだかボタンを指で回しても正確に画面がスクロールしていないような感覚を覚える。イライラ・・・なんでこうも機械というのは思い通りに動かないのか。ほんとに民生品というのは信頼性の低いものばかりで、たぶん Zippo のライターですら、歩留まりの外れを買ったら酷い使い勝手に悩まされるのだろう。

そういう場合の一つの workaround は、〈使わないこと〉である。つまり、問題のある部品や機能を使わずに同じ結果を得る方法がないか探すことだ。マウスのミドル・ボタンを指で回してスクロールするという動作の alternative としては、もちろんミドル・ボタンを回すのではなくクリックして、スクロール・モードにして画面をスクロールすることである。僕は、実はミドル・ボタンとは言いながらもボタンとしてクリックするという動作を積極的に使ってこなかった。なぜなら、機構として〈回す〉ようになっている部品へ上から力を加えて〈押す〉という挙動には不安定さを感じるからだ。押す力の加え方を間違えると、クリックするばかりか指が手前か奥に滑ってしまい、あらぬ結果を招く恐れがある。ゲームでも危険な挙動になりかねないが、仕事やオンライン・バンキングで画面を操作しているときに意図しない結果を招くような挙動を起こしたら困る。なので、〈回す〉ように作られているものは〈回す〉だけでいいという前提で使うほうが安全だと思うのだ。

でも、使えるのであれば使ってみてもいい。ミドル・ボタンをクリックするという挙動に何か不安定な要因があるとすれば、それを避けるよりも具体的に何が原因なのか知っておくのも良いだろう。ということで、画面をスクロールするときはミドル・ボタンを回すのではなく、クリックして、いったんスクロール・モードにしてから動かしている。もちろん、スクロール・モードは何度か使ってみたことがあるので、その利点もわかっている。たとえば、スクロール・モードだと画面の動きに加速がついているのが Windows では標準的な設定であるため、マウスそのものを素早く奥や手前に動かすと、それだけ加速がついて画面をいっぺんにたくさんスクロールできる(「多くスクロールできる」と書くべきか、それとも「大きくスクロールできる」と書くべきか、日本語としてのコロケーションが不明なので、いちおうこんな風に書いている)。適当な位置で止めるのが、やや難しい気もするのだが、これはこれで慣れると使えるのかもしれない。

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