Scribble at 2022-04-12 11:56:20 Last modified: 2022-04-12 12:02:32

情報セキュリティの漫画雑誌といったところだ。よって、中身は買わないとわからないので評価しようがない。見た感じだと、いかにもアメリカ人のコミックらしい、ファンキーと言ったらいいのか、日本で漫画やイラストを見慣れた人には雑な殴り書きにしか見えないが、そういう画調で情報セキュリティの色々なテーマを解説するという。それぞれの表紙がインフォグラフィックスのような１枚絵みたいに見えるため、XKCD みたいな cartoon なのかと思ったけれど、実際には何ページかにわたって解説される漫画のようだ。

そして、僕はこの手のアプローチは、あまり好きではない。というか、いまどきダメだと思う。このような体裁のコミックの多くは、いまや日本でも似たようなものがあるけれど、はっきり言わせてもらえば学習障害や発達障害の人たちにはまるで分らなかったりすることが多々あるし、場合によっては高度な皮肉が含まれていて母国語話者でなければ全くニュアンスが分からないとか、あるいは一定の学歴がないと理解不能なことが書かれていたりすることが多いからである。いわば、〈無邪気に楽しく描かれた、学歴差別や digital devide あるいは外国人排斥の道具〉になってしまうことがあるからだ。