Scribble at 2022-07-01 13:37:59 Last modified: unmodified

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当社は、2022年4月1日付で「BIPROGY株式会社」へ社名変更しました。お客さまより「長い歴史とブランドイメージがある日本ユニシスという社名を、なぜ変えるのか」というお言葉もいただきましたが、決断に至った最も大きな理由は、「世界で唯一無二のブランドを手に入れたい」という思いがあったからです。

トップメッセージ

例の尼崎市で下請け業者が全市民のデータを USB メモリへ勝手にコピーして、しかも飲みに行って鞄を紛失したという事件は、USB メモリの入った鞄が見つかったというところで物理的には終息した話ではある。が、もちろん無断でそんなことをして事件を起こしたため、大きな話題となって市民から大量の問い合わせや苦情を受けて一定の無駄な工数を使ったということもあり、尼崎市は市長のボーナスをカットしたり、また1次請けとして鞄を紛失した人物を飲みに誘った「ビプロジー」という会社に損害賠償請求を検討しているという。

で、もちろん「ビプロジー?」というのが大多数の感想だと思う。つまり、「なんでそんな聞いたこともない零細業者に発注してたのか」という意味で、或る種の不信感を持った人も多いことだろう。でも調べてみると、「ビプロジー」というのは、旧「日本UNISYS」という一定の歴史も業容も実績もあるインテグレーションの有名企業が今年になって改称していた社名であった。なので、その辺に掃いて捨てるほどあるような、しょーもない零細の出入り業者に随意契約で適当に発注したというわけでもなさそうだから、残るはこの奇妙な社名だけだ。なんなの「ビプロジー」って。

でも、上記のトップメッセージには社名の由来が何も書かれていない。いや、それどころか「社名・ロゴについて」というページにすら「光が屈折・反射した時に見える光彩をテーマに作られた造語です」としか説明されておらず、どういう単語を組み合わせたりヒントにしたのか不明である。社名を変えたのは、もちろん UNISYS との資本関係がなくなって「ユニシス」という単語を使う意味がなくなったり、そもそも使ってはいけなくなったという事情があろう。でも、そういう後ろ向きでない目標とか方針があって造語を考案したのであれば、それをもっと正確に表明するのが代表者の(少なくとも株主に対する)使命だと思う。

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