Scribble at 2024-02-03 16:58:03 Last modified: unmodified
亡くなった作者には申し訳ないけれど、僕は Winny が話題になってた頃から P2P なんて信じていない。理論的なことは幾らでも既存のウェブに対して言えるのは分かるけど、WWW がそうであったように、技術、ましやそれを使う人間の集団の行動というものは、やはり理屈ではないわけだよ。したがって、こういう「技術」を「適切」に使えば「理論上は」コンテンツを保護しつつ永続的に共有できるであろうという空想はできるけれど、実際にはそんなの現実的でもなければ、実はリソースという点から言っても不可能だし、エネルギーの効率という点でも理想的なコストとは言えないと思うんだよね。ましてや、はっきり言わせてもらえば、現今の IPFS を使ったコンテンツ管理のリアリティなんてものは、海賊サイトがファイル・アクセスを匿名化するための道具になっちゃってるだけなんだよね。こうなってくると、「やっぱり P2P は悪事の道具にしか使えないし、使われていない」って話になるわけだよ。