Scribble at 2023-04-26 12:01:02 Last modified: 2023-04-26 23:58:28
現在は Python Distilled (2021; https://www.dabeaz.com/python-distilled/) という新しい本が出ているようだが、この本も2009年の発売としては早くから Python 3 についても加味されている。そして、僕はこの手の本を何冊も買い貯めるほどの使い方はしていないので、これを使い続けている。新しい事項は書き足したり訂正したり、あるいは付箋を貼っている。もちろん他にも Python のテキストは持っているが、本書はサイズも小さめで内容は簡潔にまとめられていて、基本的な言語仕様はオライリーや Manning の本と比べたら非常にシンプルで、reference の名の通り実務家向けである。
なお、2000年に日本語訳が出ているようだが、アメリカで就職したりリモートでスタートアップなどに join するならもちろん、そうでなくとも本書ていどの英語は原書で読むのが現代のエンジニアのコア・コンピタンシーだと思う。クソみたいなプログラミング教育とかコーディング教室なんかに通う暇があったら、英語の勉強をすべきだ。どのみち有能な人材はプログラミングなんて後から勉強しても間に合う。ここにこうして30代から PHP や Python を学んで大企業案件に従事している実例が文章を書いているわけだよ。
ただ、そういう愛着だけで何冊も持ち続けているのもどうかと思うので、そろそろ一冊のノートにまとめてから処分するつもりだ。これは、たぶん C のように30冊くらいテキストを持ってる他の言語でもそうだし、たぶん自分では開発する機会がないであろう C++ についてすら言える。せっかく大部のテキストを集めて眺めているのだし、その成果として「ぼくのさいきょうのーと」を作るくらいはしてから処分したい。もちろん PHP についても言えるが、実は PHP の本って10年以上も買ってないから、これはノートをとるまでもないかもしれない。