Scribble at 2024-03-29 13:33:02 Last modified: unmodified

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Metabolic pathways - Arabidopsis lyrata (lyrate rockcress)

身体やエネルギーのもとになったり機能を調整するといった作用に必要な物質の仕組みや働きというものは、「代謝」として理解できる(もちろん、いちばん広い意味で言えば、代謝には病気の仕組みも加わるので、「癌の代謝」という概念も成立する)。すると、最近では色々な組織が上のような「代謝マップ」を公表しているのだが、どこのマップを眺めても複雑さに驚かされる。しかも、その複雑さが規模としても大きく感じられる。よく身体を「内宇宙」などと言い表したりするものだが、まさに言いえて妙だ。

そして、僕は他の組織で公表されているマップをパソコンのモニターで壁紙にしているのだが、或るときに会社のデザイナーから「これ、なんですか?」と聞かれて説明しているときに、「いましめのため」に壁紙として使っていると言ったことがある。つまり、物事はなんでもそう単純ではないという自戒として、こういう複雑な図を眺めるようにしているというわけだ。もちろん、常にこれを表示しているわけではなく、僕は壁紙を数ヶ月おきに入れ替えているのだが、やはり何度か他の壁紙を使った後は、代謝マップの壁紙に戻ってくる。

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