2018年05月25日に初出の投稿

Last modified: 2018-05-25

民泊に関連する検索サービスは色々と出てきてるけど、ビジネスとしての成長性がいまいちわからない。こんなもん、どこまで行っても既存のホテル業界を越える市場になんてなるわけがないよね。海外へ旅行してホテルに泊まってた人が、全て胡散臭いマンションの一室に切り替えるなんてことは、およそありえない話だからだ。ホテルと民泊とでは提供しているサービスの質が違うから、ホテルが提供しているサービスを求めたい人にとって、民泊に関連するネットサービスがどれほど発展しようと関係がない。アジアの辺境地帯で小銭を稼いでる連中はともかく、airbnb を始めとする先行サービスの企業は、いかに世界規模で膨大な量になろうと、宿泊情報なんてものはビジネスモデルの「ピース」にすぎないと考えているはずだ。

・・・と、数年前まで Twitter Inc. に対しても考えていたし、書いてもいたんだよね。彼らは SNS サービスの会社ではなく、データ企業だと。でも、結局 Twitter Inc. ってデータをどうビジネスにしているのか、いまだにわからない。大量のデータを単に売るだけなら、それは端的に言って「ブローカー」でしかなく、成長性など全く見込めない。確かに Twitter Inc. の株価は上がり調子になっているけれど、その上がり方は緩やかであり、劇的に上がる材料がなさそうなのは、投資家がそういうことを見抜いたり予想しているからではないのか。

でも、考えてみたら当たり前とも言える。

第一に、データを支配したからといって、情報を支配したことにはならないからだ。データの多くは、どういう情報なのか十分に正確な内容を解釈したり評価できるまでには至っていない。これは、大昔からあるフレーム問題と同じである。そして第二に、情報を支配したからといって、人を支配したことにはならないからだ。僕が Twitter に投稿していたことなんて、僕の全ての行動や思考ではないし、それどころか僕がオンラインサービスを使って発信していた情報の全てでもない。恐らくアカウントを消しても彼らが保有し続けているであろう、Twitter のサーバに残っているログだけで、僕が特定の商品を買うようにコントロールしたり、僕が特定の何かを選ばないように牽制できるかと言えば、それは無理だろう。仮に Twitter Inc. が「お前がかつて書いたツィートを再びタイムラインにばらまくぞ」と脅してまでして、チューインガムが一個だけ売れたからといってなんだというのか。

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