2019年01月29日に初出の投稿

Last modified: 2019-01-29

「[...] 日本が最も繁栄したとされる昭和後期の社会的特徴とは(社会主義国は別にして)諸外国に比べ格差の小さい社会だったのだから、これをいちおう成功体験として肯定したり見習ったりするべきなのだが、逆に格差を広げ、戦前の亡国を失敗体験とは認識せず幻想により美化している。」(「なぜ社会格差ができたのか」https://ruhiginoue.exblog.jp/30224133/)

「日本も業界のためでしかない非人道的で弱者を苦しめる国民皆保険制度を一刻も早く撤廃するべきだ。」(「健康保険制度の偽善」https://ruhiginoue.exblog.jp/30221956/)

この方の書く文章は、一つのエントリーの中でも支離滅裂なところがあって、まるで自分の文章を読んでいるような既視感に襲われることがある(笑)。それにしても、上記のような意見を並べると、やはり丁寧に説明しないといけないとは思う。かたや国民皆保険制度は「格差の小さい社会」を実現するための制度を目指しており、それこそこの人物が言う「弱者」が、風邪をひいたくらいで医療費を数万円も請求されるような国にならないようにしているものだ。僕が思うに、国民皆保険制度を否定する人間が格差のない社会を実現したいと思えば、その方法は一つしかない。医療システムの国有化だ。この方が共産主義者であれば首尾一貫していると思うが、特に国民皆保険を憎むかのような文章を読むと、日本やアメリカにたくさんいる類のリバタリアン(自分がいまの境遇にいられるのは、自分がまさに否定する社会制度のおかげであるという事実を直視しないで、梯子を外されても生きていけると思い込んでいる子供の思想)と区別がつかない。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook