2019年03月10日に初出の投稿

Last modified: 2019-03-10

1位『1Q84』(村上春樹、新潮社、2009年)

2位『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ、土屋政雄訳、早川書房、2006年)

3位『告白』(町田康、中央公論新社、2005)

4位『火車』(宮部みゆき、1992)

4位『OUT』(桐野夏生、1997)

4位『観光客の哲学』(東浩紀、2017)

7位『銃・病原菌・鉄』(ジャレド・ダイアモンド、2000)

8位『博士の愛した数式』(小川洋子、2003)

9位『〈民主〉と〈愛国〉』(小熊英二、2002)

10位『ねじまき鳥クロニクル』(村上春樹、1994)

11位『磁力と重力の発見』(山本義隆、2003)

11位『コンビニ人間』(村田沙耶香、2016)

13位『昭和の劇』(笠原和夫ほか、2002)

13位『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一、2007)

15位『新しい中世』(田中明彦、1996)

15位『大・水滸伝シリーズ』(北方謙三、2000)

15位『トランスクリティーク』(柄谷行人、2001)

15位『献灯使』(多和田葉子、2014)

15位『中央銀行』(白川方明2018)

20位『マークスの山』(高村薫1993)

20位『キメラ』(山室信一、1993)

20位『もの食う人びと』(辺見庸、1994)

20位『西行花伝』(辻邦生、1995)

20位『蒼穹の昴』(浅田次郎、1996)

20位『日本の経済格差』(橘木俊詔、1998)

20位『チェルノブイリの祈り』(スベトラーナ・アレクシエービッチ、1998)

20位『逝きし世の面影』(渡辺京二、1998)

20位『昭和史 1926-1945』(半藤一利、2004)

20位『反貧困』(湯浅誠、2008)

20位『東京プリズン』(赤坂真理、2012)

朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」

何冊か読んだ本もあるが、基本的に下らない。統計を取っている出版社や発表しているメディアの編集部、あるいは回答している人々に専門分野とかイデオロギーとか人種・性別・信仰、そして性癖などの偏りがあるのは誰でも分かると思うが、分かるからこそ、こんな統計に何の意味があるのかを自ら問うことすらしないマスコミの無邪気さが気に食わないね。単に「面白い」と思ってやってるだけか、あるいは出版社との人間関係で特定の本を宣伝したいだけなんだろうけど、そうでないとしても、この連中の頭の中は、田舎の小中学生が夏休みに「自由研究」と称してやってるようなことと同じレベルの動機しかないだろうと思う。

こんな一覧が人に読書計画を立てさせるほどの権威だったのは、単に多くの読者が無知無教養だったからではなく、それに値すると(擬制であろうと)認められた人々が自己の責任で発表していたからだ。誰が誰の作品を推薦したのかも分からない、それこそ Twitter で左翼とネトウヨが投票したのと変わらないような根拠のないリストを公表して、いったい何の説得力になると思っているのか。「朝日新聞」などと四文字の漢字をキーボードで入力したくらいで、他人が何か生物として動くとでも思っているなら、これこそどこかの内閣総理大臣を越える傲慢というものだ。

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