2018年09月19日に初出の投稿

Last modified: 2018-09-19

基本的なことを書くんだけど、或る職業に従事していたからといって、その職業とか仕事内容について「プロ」として何かが分かってるという保証なんてないんだよ。簡単に言って、たとえば教師をしてたから子供のことが分かってるとか、接客業をしてたからサービス業が分かってるとか、金融系の営業マンをやってたからファイナンスが分かってるとか、そんなのは、せいぜい凡人が分かるレベルのことでしかないんだよね。そういう世界で数人しかできないというわけでもないレベルでできるていどの実務を何十年と続けてみたところで、そこで積み上げたノウハウなんざ、プロフェッショナルとしてはありふれたものでしかない。30年やっても50年やっても、同じことなんだよ。それは、周りを見てもらえばよく分かるように、大多数の商売人が経営においても、技術や知識においても凡庸な(しかも専門的に言って何か特筆するべきものを何ももっていないという意味での)実務家でしかないという事実が証明している。

しかし、その実務を分かっているということは軽視できない事実でもある。経験や知識もないのに、いきなり会社の経理をやれと言われてもできる人なんていないだろうし(何も予備知識がなくて勘定仕訳ができるか?)、手続きとして知っているというだけでも価値はある。どれほど凡庸で、教えてもらったり一定の時間があれば、僕らのような有能な人間ならいともたやすく「プロ」のレベルになれるていどの仕事でも、誰か他人がやってくれているということに価値があるのだ。よって、そういう仕事を評価して尊重し、一定のコストを払って何かを依頼するということは、事業者としては立派な投資だ。

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