2018年07月11日に初出の投稿

Last modified: 2018-07-11

サイボウズ株式会社(以下、サイボウズ)では、この甚大なる災害の復興に携わる方々に、サイボウズのサービスを一時的に無償提供させていただくことといたします。

平成30年7月豪雨による災害復興支援について

こういうのって上場したネットベンチャーがよくやることだけど、SAKURA インターネットが Mastodon 騒ぎのときに提供したサーバの件にしても、他の会社の事例にしても、フォローアップなんて誰もしないよね。利用してた当事者は、使わなくなろうとどうしようと特に何も言うことはないのだから、この手のサービスを提供した企業が経緯を開示しない限りは分からないのだけれど、もちろん開示なんて出来るはずがないから、結局のところ何も分からないわけだ。で、僕はこの手のことって殆どが IR 目的のパフォーマンスにすぎないと思ってるんだよね。たとえ経営者が本気で社会貢献したいと思っていたとしても、それを通す役員会の意向というものは、やはり一種の打算でしかないと思う。逆に、役員会が全員とも善意だけで一致してるなら、それははっきり言ってカルトだよ。

それにしても、二ヶ月半ねぇ。

災害直後の数ヶ月のやりとりなら、グループウェアじゃなくてメッセンジャーの方が有利では? それに、長期なら主だったボランティア系のNPOさんは既にグループウェアくらい使ってると思う。逆に、初めて使うような団体で学習効率を考えたら、新しく導入すること自体が無駄だと思うね。そんなもん覚えるよりも先に人助けに決まってるだろ。手作業でも効率的な連絡方法は工夫できる。

グループウェアについて話を続けると、僕はもう15年以上もサイボウズ(オンライン版もサーバライセンス版をインストールしたこともある)やらデスクネッツやら、あるいはフリーのグループウェアをレンタルサーバに導入していたこともあるし、ひととおり知られたサービスは使ってきている。しかし、どの会社で使った経験から言っても、業務が効率化したようには思えないんだよね。だって、スケジュール一つを取り上げても、書かないやつをどうするのか、書いていても無視して案件や雑用やクソ会議を突っ込んでくる奴をどうするかとか、業務の効率を上げたり手順を社内で共有するといったことは、実はオンラインサービスやツールなんかではどうしようもないことなんだよね。社員に言うことを聞かせる手段は、説明と、説得と、牽制と、そして懲罰だけだよ。そして、大多数の企業は実は殆ど従業員を譴責したり懲戒なんてしないわけで、精神論がどうのこうのと言ってる割に日本の企業というのは従業員に甘いんだよ。だから、ツールなんて導入してもガバナンスというものが全く効いていないので、管理したり運用する手間のかかる道具がまた一つ増えたというだけにしかならない。使う方も、管理する方も、有効に使えない無能とか、そもそも使いもしないバカどもを相手にして、「例外的・弾力的な運用」とやらを続けているうちに、余計に業務の効率が下がるというわけだ。

もちろん、僕は偽善者だから、こういう状況に対してはパワハラじみた強制よりも、原則として従業員に対する説明と説得であると言ってのけられるし、会社でもそうしている。そして、リスクが大きくならないていどに、実はそんなことだけをやっていても会社のガバナンスなんて大して改善しないと分かっていながら、成果が 5% 上がったとかなんとか、そんなことを少しずつ続けていれば「成果」になるという、官公庁や上場企業の人事評価制度を逆手に取ったようなことをやっている。もちろん、僕に大きな権限があれば、スキルだけではなく決まったことをやり続ける(そして、それが正しいかどうかも考えて意見を言える)ような人を残して、他は全て切り捨てるようなことでもやれと言われればやるだろう。サイボウズを導入すればいいとか、Salesforce でマーケティングとか、そんなのは社内のルールを守る「大人」だけの会社にしてから導入すればいいのだ。サイボウズを使えば社内ルールを守るようになる人間なんて、そんなおかしな性癖の人間がいるわけないだろう。逆に、「俺ってサイボウズを会社で使ってる、イケてるサラリーマンじゃん?」みたいな自意識で仕事をするような無能など、我々の会社に必要は無い。

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