2018年10月05日に初出の投稿

Last modified: 2018-10-05

江崎グリコは、1987年発売のガム「キスミント」の販売を打ち切る。すでに生産は終了しており、在庫がなくなり次第、店頭から姿を消す。清涼感のあるタブレット(錠剤)菓子などに押されてガム市場が縮小するなか、販売の回復は困難だと判断した。

「キスミント」販売終了へ…若者中心にガム離れ

先日は森永の『チョコフレーク』が工場の運用停止に伴って生産を止めるとの報道があった。それに続いて話題となっているのが、これだ。実際には『チョコフレーク』も、スマートフォンの画面が汚れるとの不評で売れ行きが下がっていたらしいので、実際にはどちらも売れ行き不振が理由なのだろう。もちろん食品メーカーが「スマートフォンを使いながらものを食べるのはやめよう」などとキャンペーンを展開する社会的責任などないし、そんなことをしても無駄である。売れなくなれば生産をやめるのは、経済学の教科書の冒頭に出てくるような話でしかなく、センチメンタルなツイートが何億回と投稿されようが、そういう連中が森永やグリコの商品を実際に(それこそ各社の中期経営計画を覆すほど)買わない限り、各社の決定は自由経済における企業の判断としては全く常識的に言って正しいとしか言いようがない。

個人的には、『キスミント』は記憶にないほど縁のない商品だが(僕はもともとガムは殆ど食べない)、『チョコフレーク』は子供の頃からよく食べていたと思う。しかし、よく考えてもみれば他の会社からも『チョコフレーク』という名前を使った商品が発売されている。もちろん味とかチョコレートの分量は『チョコフレーク』とは少し違うのは分かっているが、それが劣っているという意味での違いだとは限らない。そして、「類似品」などと呼ぶと恐らくは失礼にあたるほどの歴史があるのが、日清シスコの『チョコフレーク』だ。森永の商品とは販売開始の時期が数ヶ月の差しかないため、こちらも伝統の一品と言っていいのだろう。同じような商品名だが、あまりにもありふれた名称なので、どちらの会社も商標登録を認められていないらしい。よって、同じような商品名となってしまい、いまでも混同する人がいるようだ。(もちろん僕らのようなデザイナーはロゴが似ていても混同などしない。)

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