2018年11月13日に初出の投稿

Last modified: 2018-11-13

東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)でキャラクターの着ぐるみを着て、ショーなどに出演していた女性契約社員2人が、過重労働やパワーハラスメントで体調を崩したとして運営会社「オリエンタルランド」に計約755万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、千葉地裁(阪本勝裁判長)で開かれ、同社側は請求棄却を求めた。

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一方、38歳の女性は08年4月に雇用された。13年ごろから複数の上司にパワハラを受けたと主張。「死んでしまえ」「30歳以上のばばあはいらねえんだよ」などの暴言もあり、心療内科に通院することになったとしている。

TDL着ぐるみ訴訟で初弁論 過重労働、パワハラ争う

ディズニーランドをネタにして経営書とか自己啓発本が山のように書かれたのは、いったい何年くらい前だったろうか。いや、最近でも書いてる人がいるわけだけど、ここで紹介しているような事案が本当だとすれば、やはり経営学なんて三流のコンサルと同じで、企業の実態を全く理解できないで表面的に誰でも調べればわかるようなことをネタに後知恵の御託をならべているだけの分野なのだろうと言わざるをえない。

そもそも、人がやっていることなど遅かれ早かれ変化するものだ。その変化とは、場合によっては成功なのかもしれないが、場合によっては失敗でもある。そして、永続する企業や常に称賛される成果を上げた企業など殆どないという事実によって、たいていの変化は失敗、しかも企業が維持できなくなるような失策だとか、事業や経営や労働環境を悪化させるような変化の方が多いのだろうと推定できる。しかるに、いっときは些末な経営学者や経済評論家といったイカサマ師どもに称賛されようと、たいていの組織は「称賛されたときが最善」なのだと思っておいた方がいい。そして、そのような称賛は組織が称賛されるべき成果を上げた後で何カ月も遅れて書籍として出版されたりするわけだから、そういう出版物や記事が公開された時点では既に山を下り始めている可能性がある。

Good to Great は仕事で読まされたから目を通したが、僕はこの手の本はまともな分析が成立しないと思う。誰でも手に入るデータを使うなら経営学者など不要だし、経営者との個人的な人間関係なしに手に入らないような情報とか開示してもらえない企業の情報など他人が検証できないのだから、経営学なんて科学になりえないのだ。せいぜい、政治家の評伝や政争の些末な裏話を針小棒大に書くしか能がない「政治評論家」と呼ばれる太鼓持ちと同じく、有名企業の経営者がどこのキャバクラに通ってるかを調べたていどで博士号をもらったような手合いの「学問」など笑止と言う他はない。

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