2018年01月26日に初出の投稿

Last modified: 2018-01-26

巷の記事を眺めると、PHP のフレームワークとして Laravel と Symfony を勧めている事例が多くなってきている。巨大システムの開発とか、多人数でのコラボレーションには、こうした堅いフレームワークを選ぶのが妥当でもある。しかし、個人で自分のプロジェクトを立ち上げる場合なら、僕はこれらのフレームワークはお勧めしない。特に、PHP の勉強を始めたばかりの人には、悪い影響があると思う。

その主な理由は、これらの巨大フレームワークが、インストールの手続きとして composer を必須としていることにある。つまり、どういうところにどんなファイルがセットアップされるのか、初心者には仕組みが殆ど分からないブラックボックスとなっているのだ。RAD ツールだけで家族を養っていける幸福なベンダーに勤めるならともかく、まともなレベルの developer とか programmer と呼ばれる職能を目指すのであれば、composer によるファイルのバラマキを許容するのは、巨大企業の末端開発部にでも配属された後で良い。僕の個人的な「スケルトン嫌い」はともかくとして、学生のうちは、こんなもののノウハウを勉強する暇があるならアルゴリズムやデータベースの勉強でもした方がマシである。

ともかく、CI や Phalcon が想定しているユーザの範囲と、Laravel や Symfony が想定しているユーザの範囲は違う。ワンライナーでも書けるような処理を JRE でやろうとするのと同じで、自分のサイトに問い合わせフォームを置きたいとか、更新情報を投稿する管理ページを追加したいとか、そのていどのことで Symfony や Zend Framework を使うのは、まさに牛刀をもって鶏を割くに等しいし、そんな巨大フレームワークを使ったところで開発の効率が良くなるわけでもなければ、セキュリティとして強くなるわけでもないのだ。

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