2019年03月04日に初出の投稿

Last modified: 2019-03-04

大阪で「本町」と言っても行政区より広い地域を指しているので「平野町」と言った方が更に正確なのだが、船場地区の町は東西に長いから「平野町四丁目」と言った方が通りはいい(東から西に向かって一丁目~四丁目と並ぶ)。そこには、『楽山』というカレーラーメンの店があって、何度か入ったことがある。ただ、残念ながら店がいつ開いているのか予想がつかず、公式サイトも閉鎖されていて、土曜日に図書館へ行く途中のカレー屋めぐりで立ち寄っても閉まっていることが多いし、平日でも夜間の営業を暫くしないと掲示した翌日に19時頃まで店が開いていたりと、かなり滅茶苦茶な営業形態で、美味しいカレーラーメンだが経営は信用できない。

その『楽山』が入居している隣のビルに、昨年の春だったか『得正 x 上等カレーBR』が開店した。金曜日にフレックスタイム制度を利用して15時の退出とし(コアタイムは16時までなので、15:00-16:00 を休憩時間に当てている)、昼ご飯を食べてから船場センタービルの、いまは無き天牛堺書店へ立ち寄るというコースで帰宅していたときに、『得正 x 上等カレーBR』へは何度か立ち寄って食事したことがある。ただ、ここもルーがなくなったとかで夕方には閉店していることもあるので、最初から「平野町四丁目の BR、ダメなら本町四丁目の上等カレー(BRが付かない方)、ダメなら Hark Rock Cafe のビルの地下にある白銀亭、ダメなら船場センタービルの自由軒、それでもダメなら堺筋本町の王将」などと、保険として他の店でもいいと気楽に思っているときでないと立ち寄る気分にはなれなかった。

しかし、その必要もなくなったらしい。なぜなら、もう何日も前から店が開いているのを見かけなくなったからだ。得正グループのサイトでは告知されていないが、既に閉店したのだと思う。思えば、僕がこの店舗で食事していたときに入っていた他の客は、常にゼロだった。15時前後という、昼食で混雑するであろう時間帯から夕食までの間だから、もともと客が少なくなるのは分かるが、いつもゼロというのは効率が悪すぎる。よって、桜橋(新出入橋)の同店はシエスタのような休憩をしているのだろう。いくら場末とは言っても梅田の幹線道路沿いですら、そんなことをしないといけないのだから、本町などという僻地ならなおさらだ。

そして、隣の『楽山』と同じく、この『得正 x 上等カレーBR』も、何度か「ルーが無くなった」という理由で夕方に閉店していたのを見かけた。もちろんルーが無くなったら閉店してもいいし当然だろうとは思うが、そういうことを何度もやっていると、近隣の勤め人や住民はともかく、わざわざやってきた人は二度と来てくれない。いや、近隣の勤め人であっても、開いてるかどうか分からないような店の前まで何度も歩くのは御免だろう。わざと希少性を演出して「早い者勝ち」になるような数しか商品を用意しない店舗を見かけるが、得てしてそういうことを続けていると、用意した商品の数だけしか客の数も残らないという愚かな結果に収斂していく場合もある(そして、たいていはそんな理論値へ達する前に経営が続かなくなる)。

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