2018年10月03日に初出の投稿

Last modified: 2018-10-03

xyzzy で Google Drive の同期ターゲットになってるフォルダのテキストファイルを編集すると、頻繁にファイルがロックされてしまい、しかも往々にして管理者権限ですらファイルにアクセスできなくなり、簡単に言うとファイルが消失してしまう。このため、同期ターゲットになっているフォルダのテキストファイルを編集するときには、自宅だろうと会社だろうと Google Drive の同期を停止してから作業するという面倒なことをやっていた。

しかし、Atom editor を使い始めてからは、こういう現象が全くなくなった。恐らく Atom では開いているファイルをオリジナルのファイルとは別に扱っているのだろう。もちろん xyzzy のオリジナル開発者である亀井さんもバッファとして扱うように組んでいるのは知っているが、Ctrl + s とした場合にバッファからオリジナルのファイルを更新する際の挙動に問題があるのだろう。というか、そもそも Google Drive のプロセスが邪魔しないように排他ロックしてるのかどうかという問題もあるが、テキストエディタを xyzzy から Atom editor へ替えて、少なくとも業務用の環境ではファイルがおかしな仕方でロックされてしまう問題は解消した。(それに、何度か書いたが僕の業務マシンでは xyzzy の画面でも勝手にスクロールしてしまう問題があったのだが、これも Atom editor では起きない。)

しかし、Atom editor を半年ほど使ってみて、これにもこれの問題があることが分かってきた。その最も困った問題は、編集の途中で Ctrl + s しても、ブラウザで表示する結果がなかなか更新されないことだ。これまで Google Drive の同期ターゲットになっているフォルダのファイルを編集することが多かったので、これは Google Drive に問題があると思っていたのだが、同期していない別のフォルダのファイルを編集していても、ファイルを保存してからブラウザの表示を(もちろん「スーパー・リロード」で)更新しても、数十秒以上は表示が更新できないのである。これが Atom editor のバッファリング(キャッシュ)機構によるものであるなら、はっきりいってプロの開発業務には全く使えないテキストエディタだと言わざるをえない。もちろん、何度か言っていることだが、われわれの仕事は CIA やアメリカ国防総省のクリティカルな仕事とは違う。操作が1秒ほど遅れたていどで戦争が起きるとか、会社が倒産するといったものではない。しかし、僕のような常人の3倍以上(※個人の感想です)の生産性を誇るような人材の作業においては、そういう馬鹿げた待機時間が発生すること自体がストレスの元だ。

ちなみに、Atom editor 用のパッケージ(プラグイン)として browser-refresh-on-save というものも使ってみたが、Firefox には対応していないし、対応している Vivaldi でも全く効果がない。それから、このようなキツいキャッシュという問題は Firefox (Quantum), Edge, Vivaldi, Brave の全てで起きるので、特定のブラウザの問題ではないだろう。また、httpd やセキュリティソフト、あるいは Windows のファイルシステムの問題とも思えないし、通常のディスク領域でも VeraCript の仮想ドライブでも起きる。また、Firefox Quantum については、about:config でディスク・キャッシュとメモリ・キャッシュの両方を無効にしてみたが、これも無駄だった。おまけに、Atom editor 用の内部ブラウザも入れてみたが、コードを更新してもやはり数十秒はページが更新できない。

https://teratail.com/questions/106320

昨年の末に似たような状況の方が質問しているようだが、どうも要領を得ない。パッケージが原因かもしれないということなので、ひとまずパッケージを disabled にしてゆくと、Atom editor ではよくあることだが、致命的なパッケージを無効にしてしまったようで、設定画面の表示が崩れてスクロールもペインの切り替えもできなくなってしまった。もちろん、たかだかデスクトップ・アプリケーションの誤作動くらいで、開いてもいないファイルが勝手に削除されるようなフェイルセーフを無視した挙動など起きるわけもないが、フールプルーフが全く考慮されていない設計のアプリケーションというのは、このように山ほど事例がある。

なんにしても、他人の人生を切り崩してまで下らないバッドノウハウの習得を要求する不届きなアプリケーションに、哲学者が付き合う必要などない。ということで、半年ほど使ってみてストレージ・サービスとの相性がいいのは助かるのだが、ストレージ・サービスとの競合に対応するためかバッファリングもしくはキャッシュの機構が強すぎるらしく、ページをリロードしても更新できているのかどうか確証がもてないようなコードの扱いをされてはプロの開発者として信頼できない。そんな不確かなページ更新をされるよりは、面倒でも Google Drive のプロセスを停止してテキスト編集する方がよい。実際、xyzzy でファイルを開いて編集したら、Ctrl + s してブラウザをリロードするたびに正しく変更した内容が(エラーになろうと)反映される。プロの開発者の環境というものは、こうでなくてはいけない。よって、残念だが Atom editor はクビである。

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