2019年07月29日に初出の投稿

Last modified: 2019-07-29

僕が1年間だけ当社で取締役とシステム部長を兼任していた悲惨な時期に、派遣社員としてサポートに来てくれていた W 君が残していった、社内のネットワーク通信に関するリポートと提案書を見つけた。2007年9月13日のもので、まぁ悲惨な開発案件に僕が浸かっていたあいだ、社内の情報機器の運用から受託案件のコーディングまで(実はこれは契約外の作業だった)、気軽に引き受けてもらって助かった。まぁ、その代わり本人の手取りで70万円くらいの費用はかかっていたわけだが(恐らく派遣会社にはひと月で120万円くらい払っていた)。

彼のリポートを読むと、当時の業務環境が色々と思い起こされる。2007年と言えば、いまのテナント・ビルの近く、旧電通ビルを挟んで北側にある古いテナント・ビルに当社は入居していたわけだが、このリポートは社内で起きた幾つかの問題を洗い出して、彼の提案を出してもらったものだ。

第一の問題は、Corega のルータがハングアップすることがあるというもの・・・そらそうだろう。家庭用のルータで40名くらいが仕事をしているのだから、処理しきれなくなるのは当たり前である。よって、彼の提案を受け入れて、いまも使っている(あと何週間かで入れ替えるのだが)YAMAHA RTX3000 を導入したのであった。

第二の問題は、ファイルサーバの容量やパフォーマンスが低いので強化したいということだった。その当時のファイルサーバは、これも個人用に購入した Mac だった。この点についても問題なく彼の提案が採用されて、1TB の LanDisk を使うこととした。ただし、これは契約が終了して彼がいなくなってからの話だが、半年おきに HDD が吹き飛んでしまう製品で、そのあと当社では外付け HDD やファイル・サーバを何度か導入したり入れ替えたりしたのだが、あまり安定しなかった。よって、現在は社内のラックで走っている財務・経理・人事の奉行シリーズのファイルをバックアップするような用途を除けば、たいていの業務ファイルはバックアップや多人数でのやりとりに Dropbox を導入している。

第三はメール・サーバを社内に建てるという提案だったが、これは却下した。理由は明白だ。彼との契約が終了したら、僕を除けば当社にサーバを運用できる人間などいなくなるからだ。いまでも部長待遇だから当時と同じことが言えるのだが、いくら小規模なベンチャーだからといって、いつまでも50歳を過ぎた役職者がたった一人で社内の情報機器と受託開発とシステム運用を全て担うというのは、一人の人間に頼り過ぎである。もちろん、このまま僕が年金をもらう70歳くらいまで、現在の地位と年収が維持できるていどに会社が存続するならいいが(当然だが、われわれのような存在にとって、70歳でも電通案件でシステム開発など簡単なことだ)、僕が60歳台とか中途半端な時期に会社が倒産したら、親の面倒を見ながら三桁後半の年収もないサラリーマン家庭など、即座にホームレス寸前である。

最後はセキュリティの強化という提案があって、これはルータを導入したときに設定を調整してもらった。また、同じ時期に広告代理店さんからもプライバシーマークや ISMS の認証・認定を受けることを勧められたので、こういうこともきっかけにして両方の第三者認証を受けるように社内を整備したのであった。

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