2018年05月07日に初出の投稿

Last modified: 2018-05-07

1. Each of them is a voracious learner.

2. Each of them is a polymath.

The Founders Of The World’s Five Largest Companies All Follow The 5-Hour Rule

起業とかベンチャー企業のライターって、本当に臆面もない結果論を堂々と語るよね。手軽に凡人を騙せるからやってるんだろうけど、さもなければ編集者も含めて真正のあほうとしか言いようがない。

バフェットなり、ゲイツなり、ベゾスなりと綺羅星のような名前を SEO 対策よろしく散りばめてるけど、彼らがとりわけ読書家になったのは、本を買う金と時間を得てから後の話だし、色々な分野に興味が出るようになったのも、色々な分野の人々と社交界でやりとりするようになってから後の話だよ(それも結局はお金で繋がってるだけだが)。たとえばウォーレン・バフェットなんて子供の頃から金儲けのことばかりで、polymath なんて眼中になかったろう。それでも、実家は証券会社の経営者という莫大な資産家だったので、思い付きでも何でも軽い興味さえ起きたら、田舎町の書店を1軒丸ごと買い取るくらいの本をいつでも幾らでも買えたわけだ。

貪欲さなんてものは、起業するなり一定の欲がある人間なら誰にでもあるわけだよ。でも、多くの人間は知識欲があろうと本を買えないかもしれないし、アフリカでは図書館や書店なんて 100 km 歩いた先の町にもなかったりするわけだ。その貪欲さに易々と応えられる環境というものが揃っていてこそ(もちろん、僕はそんなことだけで彼らが成功したなんて全く思っていないが)、貪欲な学習者だったり「博学」と呼ばれるほどの色々な興味を満たす情報が手に入る。

それでも、たとえ本を幾らでも買える家に生まれて、興味深い情報がたくさん入って来る環境に置かれていても、その人物が貪欲に学んで成功するかどうかは分からないし、ただの博学がビジネスでの成功どころか学術的にも意義ある成果を打ち建てられるかどうかは、何の保証もない。クイズ王の誰一人として、その薀蓄だけで東大の教授になった人間はいないし、編集工学おじさんの本は数十年も経てば紙屑同然で古本屋に残るだけとなるだろう。

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