2018年05月21日に初出の投稿

Last modified: 2018-05-21

ITの世界で「アジャイル」と言えば、脱20世紀モデル(脱レガシー/脱SIer/クラウド志向)を意味する。実際のシステム開発を既存の大手ITベンダーに発注したのでは、クラウド型のワンストップ/ワンスオンリーサービスはおぼつかないーーという懸念は、ある程度払拭される。

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まぁ頭でっかちの(しかしコンピュータサイエンスの論文を書くほどの才能はない)官僚が、自分の金でもない税金を数千万ほど投げ銭しておもちゃを作るということだろう。募集にたくさんの人材が応募してるって(笑)、それ大半がITゼネコンの新卒か、下請けの社員じゃないのか。何年後かにデカい発注案件になりそうなら、役所が小遣い銭くらいしか出せなくても、本体のゼネコンから「隠し手当て」はもらえるだろうし(もちろん、その見返りに仕様書とかは筒抜けだろう)。

それにしても、ITの世界で「アジャイル」と言えば、「脱20世紀モデル(脱レガシー/脱SIer/クラウド志向)を意味する」んですか。いちおう関西で上場企業さんを相手にしたウェブサイト構築の案件に数多く携わってきてる人間の一人として、それなりにネットビジネスや IT とやらには長く関わってきた自負はあるのだけれど、そんな話は初めて聞いたな。まぁ15歳ほど上の人なので、僕もこういう年寄りになってはいけないと自戒をこめたいところだが、いつまでも一知半解で「IT」やら「アジャイル」なんて言葉を振り回すんじゃなくて、日本のジャーナリストが不勉強なのは江戸時代の瓦版の時代からの伝統なんだろうけど、少しは自分が何を書いてるのか検証したり調べなおす努力も必要だよ。

それに、税金が官僚のオモチャづくりに使われるのを「今後も興味は尽きない」なんて見物してても、てめーはそのうち死ぬからどうでもいいんだろうけど、行政機関が開発するシステムというものは、場合によってはそれを使わざるを得ない場合もあるのだ。したがって、こういうことは後から軌道修正できると言われたって、何か事故が起きて、その時に被害を受けた人の保障をセットにしておかないと信用なんかされないだろう。行政機関が都内の脱法ベンチャーみたいにテヘペロで済ませられるわけがない。

それに、アジャイルが万能薬でもなんでもないなんてことは、色々なブログやソーシャルブックマークで語られているわけだよね。そのていどの実情も分からないで発注してる会社も多いけれど、全く金を捨てるようなものだ。どこかの会社も、知らんうちにアジャイルとか何とか言いながらサービスを作ったみたいだしなぁ。そもそも、前にも書いたけど、アジャイルというのは有能な開発者だけのものなんだよね。凡人や無能が XP なんて採用しても生産性は落ちるだけだ。加えて、発注側が素人で「開発」などと称してコンセプトの言葉遊びばかりして何をしたいのか正確に要求や要件を表現したり決定できない場合は、ゴールが誰にも分からないので、開発コストは逆にアホみたいに上がるのだ。

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