2018年01月23日に初出の投稿

Last modified: 2018-01-23

太平洋戦争で日析して正確かつ厳密な理解のための条件を見つけるといった作業が求められる。上記の事例で言えば、単純に「セールス文句に使える」というだけで「原価割れ」とか「採算度外視」などのフレーズを振り回していると、その「原価」とか「採算」が何なのか(とりわけ会社としての事業継続性という観点から何を意味するのか)を全く理解しなくても小手先の手法だけでものを売れるバカが会社に増えてしまうというのと同じである。

我々は個人としても色々な限界があるし、人類としても明白な限界がたくさんある。論理的に不可能なことは除外するとしても、物理的に不可能なことだって膨大にある。たとえば1年後に木星付近にブラックホールが発生するとしよう。もちろん発生した時点で、どういう性能の移動手段を開発しようとも、ブラックホールから逃れて人類を存続させる理論的な可能性はなくなる。しかし1年の猶予があるからといって、それまでに何100光年も離れた地点に移動する手段が見つかるかというと、それも現実にはありえない話だろう。人類にはそういう意味での「現時点での完全なる無能」という限界がある。限界があると知ればこそ、我々には「やれること」という積極的な意味も引き出せるはずで、このような思考を「身の程を知る」といった下らないフレーズに短絡して振り回すのも、また別の馬鹿げた態度であろう。

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