2017年12月26日に初出の投稿

Last modified: 2018-01-29

'Yuki' Kamitani‏ @ykamit ヒトの脳計測方法についてある程度網羅的に理解するためには、これ↓を読むのをすすめています: 脳を測る: 改訂 ヒトの脳機能の非侵襲的測定 宮内哲

https://twitter.com/ykamit/status/945439751967883265

そんな論文や概説書を指定されても読まないと思う。もともと、そういう厳密・正確な理解に関心があるくらいなら、学部を出たていどで新聞記者になったりしないだろう。だって、コミュニケーション論においてすら学部卒なんてただの素人だし。海外の多くの大手メディアでは、記者が大学院を出てるなんてザラだし、そもそも何か特定のテーマ(ジャーナリズムそのものも含めて)に関心があるからこそジャーナリストになろうとするのが、動機としても自然だろう。つまるところ日本で既存の新聞社やテレビ局だろうと、いわゆるネット媒体だけの自称メディア会社だろうと、そんなところに学卒で「就職」してる時点で何の見識もない素人なのは当然だ。

僕は前に元切込隊長がブログで指摘してたことが正しいと思っていて、「既存のメディア vs. ネットメディア」という構図じたいが虚構であって、既存メディアの人材にすら専門的な知見はもとよりプロのジャーナリストなんて殆どいないだろうと思う。そういう人材がどれほど業界のノウハウを知っていようと、しょせんは「●●新聞社社会部」に勤めているだけのサラリーマンだろう。

しかし、だからバカに厳正な報道を期待してもしょうがないと言えば済むかといえば、そういうわけにはいかない。ヒトはそもそも誰であろうと有限な能力しかないわけで、どれほど英語に堪能で記憶力が優れていても、何かについて判断するために世界中の新聞や社会評論を読んで回るわけにはいかないだろう。基本的に、社会というものは有限で、しかもさほど特筆するべき取柄もない(僕のような)凡人が大半の構成員であって、それを前提に社会政策や会社のマネジメントを考えて運用するのがリアリティというものである(もちろん、だから即座に「正しい」ことをやれると言いたいわけではない。それは別の話だ)。メディアリテラシーという発想は、何もジャーナリストを疑えとだけ言っているわけではなく、彼らもわれわれと何ら変わりない凡人であるからには、色々な認知バイアスなり落とし穴に(たとえ何らかの善意でやっていようと)はまってしまうことがあるという常識を確認するという趣旨も含まれている。

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