2018年03月06日に初出の投稿

Last modified: 2018-03-06

徳島の代名詞、「阿波おどり」が危機的な状況に陥っている。3月2日には、徳島市が突如、主催者である徳島市観光協会の破産を申し立てたという驚くべき事実が明らかになった(申請は3月1日付)。

阿波おどり「開催危機」の深層を観光協会幹部が激白

ただねぇ、最近の報道を見ていると阿波踊りって実際のところ現地のごく普通の人たちが気軽に参加できるようなものなのかって気がするんだよね。それ、もう地元の祭りじゃなくてただのイベントだろって感じがする。そんなもんは、たぶん広告代理店がでっちあげてる「伝統」と同じように、消えてなくなっても日本の風土にとっては何の影響もないと思うんだよね。でも、こういうものでも数十年ほど続いてると、既にこういう行事があって当たり前の環境で育つ人がいて、そういう連中が「郷土愛」の何のと言っては地域版のナショナリズムを繰り広げる。

僕は高校生時代に自治会執行部の副会長をやっていた。そして、毎年のように決まった行事をやるのが当然だと思っていて、高校の文化祭をやると言い始める連中を説得するのに苦労したものだった。全校でイベントをおっぱじめるとなると教職員や周辺住民の了解も必要だし、そもそも他人である同級生も動かすわけだ。伝統とか口先だけで他人の時間を奪ってはいけない。それなりに説得力のある理屈を、伝統なら伝統を受け継ぐ者自身が提示できない限り、それは伝統を受け継いでいることにはならず、毎年やってきたというだけで自治会執行部がイベントをサポートするわけにはいかないという立場を、執行部としてとった。ふつうの高校なら逆で、生徒会のような組織が音頭をとるんだろうけど、そもそも僕らは高校でやってきた「附高祭」とか「百粁徒歩」のような伝統を再考するという公約で当選したのだ。

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