最終更新日: 2009年01月07日

悪文ケーススタディ

2008年02月11日 17:55

悪文の事例をご紹介して、検討します。このカテゴリーのトップで述べたように、何が悪文なのかは基準を立てることが難しいので、僕が「これは読みにくかった」とか「何を言っているのかすぐに分かりにくかった」という経験から取り上げます。ですから、「それはあんたの読解力がないからだ」という反論は可能でしょう。

しかし、現在の日本はそういう読解力しかない人も自由に書物を読める社会です。そして、読解力を上げるにはどうすればよいかという僕自身の課題だけでなく、そういう読解力しかない人にも、最初から誤解を与えずに済む書き方はないのかという課題も、検討しておく方が効率はよいでしょう。更に言えば、少なくとも営利目的の企業から書籍を出版しているような人々には、そういう課題を以て執筆に取り組むくらいの責任はあってしかるべきです。

なお、ここでは文章表現や論証としてのケーススタディを掲載するので、典拠となっている書籍の良し悪しであるとか、著者の人格とは区別して検討しています。但し、詭弁が多い書籍の評価は自ずから明らかとなるでしょうし、ここ(MD)のスタンスとして人格攻撃は当然いたします。表現の良し悪しだけに終始するつもりはありません。なぜなら、確かに非難したからと言って、筆を折るよう誰かが強制できるわけではありませんし、強制するような社会は望んでおりませんが、詭弁を弄して憚らないような人物が、ものを書き辛くなるような社会は望んでいるからです(ここで詭弁の事例を検討する目的が、ただの博物学的な蒐集だけであれば、ローカルのテキストファイルにでも保存しておけばよいでしょう)。

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