最終更新日: 2008年08月29日

Rollbahn ポケット付 メモ [L]

2008年02月10日 05:28

初めて見たとき、全く疑わずにドイツ製だと思い込んでいたのですが、DELFONICS という日本のメーカーさんが作っている商品だと知って驚きました。実際の製造はどこの国でもよいわけですが、プロダクトデザインも日本だったとは意外です。

手に取ってみて、とにかくこのメモは、実験・実習帳あるいは測量用のレベルノートみたいな質実剛健さを持っていながら、カラフルな表紙のバリエーションがあって楽しいと感じました。

さて、表紙にはロゴが置かれていて、すぐ下にこんなフレーズが印刷されています。

Die Propeller drehen sich.
Das Flugzeug gewinnt Höhe.
Weite Reise macht weise.
Das Reisen ist Leben.

(勝手訳:プロペラが回り、飛行機は高度を上げる。遙かなる旅は、人生もまた旅であることを教える。)

“(die) Rollbahn” つまり「滑走路」というブランドですから、いかにもそれらしいフレーズですね。ちなみに、この表紙は厚い紙でできており、色がついているのは表だけです。裏にはゴムバンドがついています。このゴムバンドは、最少サイズのメモにも付いていて、「滅多なことでは開かないぞ」という意気込みを感じさせます。

肝心の紙面については、あまり濃すぎない黄色味がかったクリーム色をしていて、標準的に使われている大学ノートに比べると、紙質にややざらつきがあります。 色については、この濃さが僕にとってはギリギリセーフのところです。どうしてかと言うと、この色より黄色味が濃すぎると、印象としては何かのプロ用というか、たとえば工業製図とかに用途が限定されている紙面といった感じがして敬遠したくなるからです。かといって、このプロダクトデザインに見られるポリシーみたいなものを勝手に想像すると、「目にやさしい」という申し訳ていどのクリーム色だと、軟弱な感じがして逆に買う気がなくなるかもしれません(笑。

実際に使っている感想としては、Rollbahn を紹介している一部のブログで「紙を綴じるスパイラルのワイヤー部分にペンを挿せる」と書かれていますが、このワイヤーに挿せるのはせいぜい、直径にして7~8ミリの細いボールペンくらいだと思います。万年筆やサインペンが挿せる直径ではありません。なお、僕はペンが挿せないという点でこれを欠点だと言いたいわけではありません。

それから、デザイン上の特徴になっているゴムバンドは、2年ほどすると風邪を引いてきます。また長さを調整できませんから、メモ用紙をミシン目で切り取っていくと、そのうちメモ帳の厚みがなくなり、ゴムが緩くなってバンドとしての用を果たさなくなってきます。これらは使っていく上で仕方のないところですし、いま述べたような点を補って余りある魅力があるので、Rollbahn のメモパッドはお気に入りなのです。

なんと言っても、この「ドイツ風」を意識したであろう素っ気なさが気に入っています。巷ではモレスキン(Moleskine)の手帳が流行っているようですが、あれらと比較しても Rollbahn の堅さに惹かれます。文具店でのモレスキンの扱いは、いかにも「行動派の(男性)ビジネスパーソンや知識人が持つもの」といった、エグゼクティブ向けのプレゼンテーションが多く、商品としては素晴らしいけれど、RHODIA や Rollbahn のメモ帳と比べてかなり高額という事実もあって、30代のマッチョ志向な営業マンが衝動買いするような商品(笑、という印象が拭えないわけです。モノ自体は、作りも紙質も Rollbahn よりずっと上質ですから、高くて当たり前なのですが・・・。

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