The Money Game
2005年07月05日 23:33
Blogshares というサイトをご存知だろうか。いや、今回はいしかわじゅんさんの文体を真似て書き始めただけなのだが、このサイトはブログのリンク数を数えて「市場価値」なるものを算定し、一つの「商品」として「市場」に出しているところなのだ。
どうしていちいち括弧をつけるのかと言うと、これは株式ゲームを運営しているサイトだからである。つまり、ブログを市場銘柄に見立てて株取り引きゲームをやっているわけなのだ。
僕は MD にアクセス解析の仕組みをつけているわけではないが、ロリポップの解析ページはたまに見ている。そこで、あんてなはいいとしても、ときどき意味の分からないリンクの仕方で来ているアクセスがあって、これはいったい何だろうと思っていたところ、その正体がつかめたわけである。
ちなみに、2005年7月5日 7時31分(グリニッヂ標準時)では MD の市場価値は B$1,000.00 ということらしい。たった百万ドルしかない。2005年4月26日の9時23分にどこかの誰かが MD をこのゲームに「上場」したらしいのであるが、そいつのことはとやかく言うまい。もちろん、これはゲームとしてはかなりよく出来ており、今頃これに気づく方が遅れている、と思われた方も多いかもしれない。しかし、面白いのはそこまでである。
確かに、これは RSS やウェブサービス API をはじめとする、昨今のテクノロジーの所産かもしれない。つまり、わざわざサイトを見に行くという帯域の無駄使いをやめて、細切れの情報をやりとりして、本体に必要な情報があるかどうかを確認するというアプローチの延長線上にあるのかもしれない。しかし、サイトのコンテンツを文字情報としてどう使うにせよ、やはりサイトのオーナーに無断でサイトそのものをゲームに登録するというのは道義に反している。それゆえ、本日さきほど Blogshares の運営者に、「上場廃止」を申告したのである。ブログの運営者がクレームを申し立てられるようになっている制度はよいが、そもそも他人が勝手に「上場」できるシステムはどうにかならんのか。
このように見ていると、いまだに「アクセス神話」と言ってもいいようなドクサが罷り通っているのではないか。つまり、アクセスの多いサイトは「よい」サイトということだ。Google の PageRank も、言ってみればこのような偏見にもとづくアクセス競争を、自分たちのルールで書き直し、胴元として金を儲けているだけにすぎまい。ということで、昨今はアフィリエイト広告を生き甲斐として、ガキが 100 万円貯めた話を「目からうろこが落ちた」などと言ってる人々も多い中、どちらの極端にせよ、さもしいことになってきたこのごろであーる。こんな文体、MD では最後まで続けられん・・・
