なんだろうなぁ、この本

2005-06-07 00:11 / books and reviews

FLASH ActionScript の本を買ったのです。で、いきなり「はじめに」の冒頭で、伊藤さんという著者がこう書いている。

FLASH MX 2004 から、通常版とプロフェッショナル版という区分ができました。これに迷わずに購入できた人がどれだけいたのでしょうか。FLASH を業務にしている人は「プロフェッショナル版を買っておけば安心かな」という判断が働いたような気がします。

で、ここを読んでいっても、通常版がプロフェッショナル版とどこが違うのかという説明は全く出てこないのである(笑。たぶんその後で「この本はハウツー本ではない」という主旨のことを書かれているので、「通常版とプロフェッショナル版の区別は説明しない本である、しかしどんな FLASH 使いにも読んでほしい本である」という意味合いで、わざと説明を省略したのかもしれません。

でもこの本には、じっくり読むと変な説明がまだあります。例えば、with() という命令文については、with( hoge ) {} の場合に hoge を省略するのは分かるのですが、じゃあ「省略してどうなるのか」が分からない。たぶん、「どこが省略されたことになるのかは、FLASH 使いなら分かるであろう」という話なのかもしれない。見本のコードにしても、そこしか省略のしよーがねぇだろーという、メソッドやプロパティを使っているのだろう。つまり、理数系の本にありがちな、「後ではじめて定義されるような概念を使って、基本的な概念を説明する」とか、あるいは対話形式のくだけたつもりで書いてる本に登場するような、「後でやっと分かる定理を仮定ながら、先生の質問に答えてしまう学生」などのイカサマ教養書に近いものがある。いや、この本はきちんとした辞典なのでイカサマでもなんでもないのですが、そういうそよ風が吹いてくるような気がしないでもない(笑。読み進めていくとどうなるのだろうか。興味が湧くので、まだ読もうと思う。

いやいや、これもまた著者にしてみれば「ハウツー本ではないのだから」というわけでありましょう。うーん。どうしよう。同じシリーズの Apache 辞典をなんなく読んだから、同じように読みやすいのかと思ったよ。うん、僕は本を読むときに最初から読まない方なので参った参った。

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KAWAMOTO Takayuki

Mr. KAWAMOTO Takayuki
also known as philsci
(birth day: Sep 20 1968)
live in Osaka city, Osaka, Japan.

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