2003年当時なら2009年のXPは未知の実行環境ではないのか
2009-12-29 19:33 /
ウェブアプリケーションの意義と有効性について、パッケージ製品との比較を・・・なんて話がしたいわけではない。単にうちの XP マシンには『XP対応版 A 列車 4』がインストールすらできんかったという思い出の話だ。
久しぶりにパッケージを本棚の奥から取り出してインストールしようとしたのだが、setup.exe を起動させると、
<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-16″?>
<DATABASE>
<EXE NAME=”setup.exe” FILTER=”GRABMI_FILTER_THISFILEONLY”>
<MATCHING_FILE NAME=”setup.exe” SIZE=”212992″ CHECKSUM=”0x7183A07E” BIN_FILE_VERSION=”1.1.0.0″ BIN_PRODUCT_VERSION=”1.1.0.0″ PRODUCT_VERSION=”1, 1, 0, 0″ FILE_DESCRIPTION=”Atrain4-setup” COMPANY_NAME=”ARTDINK” PRODUCT_NAME=”SETUP アプリケーション” FILE_VERSION=”1, 1, 0, 0″ ORIGINAL_FILENAME=”SETUP.EXE” INTERNAL_NAME=”SETUP” LEGAL_COPYRIGHT=”Copyright (C) 2001,2004, ARTDINK CORPORATION” VERFILEDATEHI=”0×0″ VERFILEDATELO=”0×0″ VERFILEOS=”0×4″ VERFILETYPE=”0×1″ MODULE_TYPE=”WIN32″ PE_CHECKSUM=”0×0″ LINKER_VERSION
=”0×0″ UPTO_BIN_FILE_VERSION=”1.1.0.0″ UPTO_BIN_PRODUCT_VERSION=”1.1.0.0″ LINK_DATE=”02/05/2004 05:33:15″ UPTO_LINK_DATE=”02/05/2004 05:33:15″ VER_LANGUAGE=”日本語 [0x411]” />
</EXE>
<EXE NAME=”kernel32.dll” FILTER=”GRABMI_FILTER_THISFILEONLY”>
<MATCHING_FILE NAME=”kernel32.dll” SIZE=”1232384″ CHECKSUM=”0x6833523D” BIN_FILE_VERSION=”5.1.2600.3541″ BIN_PRODUCT_VERSION=”5.1.2600.3541″ PRODUCT_VERSION=”5.1.2600.3541″ FILE_DESCRIPTION=”Windows NT BASE API Client DLL” COMPANY_NAME=”Microsoft Corporation” PRODUCT_NAME=”Microsoft(R) Windows(R) Operating System” FILE_VERSION=”5.1.2600.3541 (xpsp_sp2_gdr.090321-1320)” ORIGINAL_FILENAME=”kernel32″ INTERNAL_NAME=”kernel32″ LEGAL_COPYRIGHT=”(C) Microsoft Corporation. All rights reserved.” VERFILEDATEHI=”0
x0″ VERFILEDATELO=”0×0″ VERFILEOS=”0×40004″ VERFILETYPE=”0×2″ MODULE_TYPE=”WIN32″ PE_CHECKSUM=”0x131C0B” LINKER_VERSION=”0×50001″ UPTO_BIN_FILE_VERSION=”5.1.2600.3541″ UPTO_BIN_PRODUCT_VERSION=”5.1.2600.3541″ LINK_DATE=”03/21/2009 14:18:57″ UPTO_LINK_DATE=”03/21/2009 14:18:57″ VER_LANGUAGE=”日本語 [0x411]” />
</EXE>
<EXE NAME=”kernel32.dll” FILTER=”GRABMI_FILTER_THISFILEONLY”>
<MATCHING_FILE NAME=”kernel32.dll” SIZE=”1232384″ CHECKSUM=”0x6833523D” BIN_FILE_VERSION=”5.1.2600.3541″ BIN_PRODUCT_VERSION=”5.1.2600.3541″ PRODUCT_VERSION=”5.1.2600.3541″ FILE_DESCRIPTION=”Windows NT BASE API Client DLL” COMPANY_NAME=”Microsoft Corporation” PRODUCT_NAME=”Microsoft(R) Windows(R) Operating System” FILE_VERSION=”5.1.2600.3541 (xpsp_sp2_gdr.090321-1320)” ORIGINAL_FILENAME=”kernel32″ INTERNAL_NAME=”kernel32″ LEGAL_COPYRIGHT=”(C) Microsoft Corporation. All rights reserved.” VERFILEDATEHI=”0
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</EXE>
</DATABASE>
というナイスな GPV(一般保護違反)エラーが出て落ちてしまうのである。買ってきた当時のことは覚えていないが、恐らくこのせいで結局は使えず放置されたようである。しかもうちにあるのはソースネクストの廉価版ではないから、それなりに腹が立つ。なにせ、Oxford University Press から出ているペーパーバックの哲学書が一冊買える値段でもある。もちろん、インストールすらできないソフトウェアと書籍一冊なら、どちらに価値があるかは愚問でしかない(ただしインストールできていたら、学術書の方が疑問の余地なく重要だと言い切れる保証はない。その程度に僕もゲーマーなのだ)。
もちろん、既に本作の情報は(思い出話のたぐいを除けば)殆ど見つからない。アートディンクのサイトにも「プロダクトラインナップ」や簡単な紹介ページしか残っていない、いわば骨董品の部類である。いまさらこのソフトをどうやってインストールするか思案しても、ほぼ時間の無駄というものだろう。確かに、手がかりとしてはいくつか考えられる。例えば、2009年時点の SP やら色々なセキュリティパッチが入った Windows XP は、既にアートディングがゲームの開発時に想定していたような Windows XP ではないので、そもそも仕様から言って動作しないのかもしれない。加えて、彼らベンダーは、そのような要件での動作保証などユーザに負うべきではないから、セキュリティポリシーや製品の設計方針あるいは法的な観点からも、動作させる手だてはない(用意すべきでもない)のだとも想像できる。もちろん、システム部を名乗っているからにはイカサマだろうと何だろうと無理矢理ねじ込む手だてを考えないでもないが、残念ながら初代 PlayStation でプレイしたときほどの需要を感じないので、本当にやりたくなったら DS と一緒に最新版を買うだろう。
通常、ウェブであれパッケージであれ、未知の実行環境を想定してアプリケーションを設計したり実装することはない。というか、常識的に考えて不可能、あるいは予想や実装という行為そのものは可能でも、出来上がった商品など誰かが保証できる類のものでないというのは、誰でも分かるだろう(まぁ「分からないふり」をして無理難題をねじ込もうとする連中はいくらでもいるわけだが)。例えば、2003年頃と言えば、ちょうど僕が PHP を使い始めた頃であり、PHP など殆どのレンタルサーバに入っていない時代だったが、その当時に IE8 や Opera 10 での挙動を予想して UI を組める能力があったら、発売されるたびに宝くじを買って1等賞金をもらえるだろうから、そもそもそんな末端作業に従事しているわけがないのだ。

