The Virtual Quill on OpenID
2009-11-11 02:23 /
Perhaps it’s time to truly fork the project. Let the “big boys” continue on with their “NASCAR billboards”, PKI and whatever other baggage they want to heap on top of the simple protocol. Let the open source evangelists take the simplicity that was OpenID 1.1 and re-style it to it’s original purpose – locking in the development stream so that the aggrandizement can’t happen again. It’s not too late, and the upcoming IIW would be a good place to talk about it.
via The Virtual Quill.
と言っていたデイヴ・ケアンズ氏であったが、IIW9 の様子を伝える他のブログを伺った限りでは、期待した成果があったかどうか、どうもよく分からない。
それに、なんとなく上記のエントリーで語られている「ビッグプレイヤーの方向性にファウンデーションの理念が引きずられてしまうのはどうか」という、70年代サヨクとか草の根市民運動みたいな対比は、俺に言わせれば見当違いも甚だしい。「なんとか 2.0」をブチあげ続けるアホどもが運用していこうと、「オープンなんとか」をブチあげるおめでたい連中が運用していこうと、どのみちあの形のデジタルアイデンティティが、ID 発行サービスやプロバイダサービスを維持できる巨大企業の下でしか RP を展開できない零細ベンチャーの流行りモノにとどまり、何らかの意味で成功するとしても一種のコロニアルモデルに収束するのは目に見えている。というか「数万のサイトで使えます」的な売り文句が、殆どその手の二束三文なサテライトサービス(「奴隷」とまで言うのは気の毒だから、武士の情けとしてこう呼んでおく)にしか当てはまっていないのは明白な事実だろう。
また、既存の認証の仕組みから OpenID を使った認証へと追加・拡張したサイトの事例は幾つかあるが、OpenID だけにして成功したサイトは、いまのところ殆どないのも事実だ。StackOverflow や ServerFault は「最初から OpenID だけ」であって既存のスキームから移行した事例ではないし、どのみちどう考えても一部のマニアだけが使っているサイトでしかなく、ソーシャルブックマークどころか検索エンジンにも殆ど拾われていないサイトが、有料化もせずにどうやって生き残るというのか甚だ疑問ではある。アクセスを単に幾らか集めて注目されているというだけでは、「成功」とは言えない。人によっては、個々のブログでコメントするときに OpenID が使われているのは成功だろうと言うかもしれないが、Simon Willson のブログで OpenID の記事にとりたてて好意・悪意なくコメントしている人たちですら、半分くらいは通常の登録フローを経て書き込んでいるのだ。
正直な話、アプライアンス機器そのものを売り込んだり、導入する際のコンサルティングを提供できたりする会社以外は、導入することに何の収益見込みが立つのやら説明してもらいたいくらいだ。ごく一部の自称 IT ポータルの周辺にいる、これまた一部の人々が「熱狂」する理由など、技術的な面白さという個人的な動機以外にはなかろう。もちろんベンチャー企業の多くは、事業継続性や収益性よりも、経営者個人や、あるいは社内で抱える有名技術者の好き嫌いとかモチベーションで成り立っている事業体なのだから、面白ければやりたいようにやればよい。ただし、中小企業支援事業の担当者やキャピタルの担当者に、ありもしない未来を語って東京で数年ほど遊んで暮らせる小遣いをせびるのでない限り、という条件つきだが。
