アゴラ : Wikipediaはネットの肥溜 – 西和彦
2009-10-31 02:10 /
僕たちの世代は新聞や本の「活字を信じるな」といわれて育った世界である。それが今ではネットになった。「ネットに書いてあることを信じている人はいない」と思うのは僕だけではないと思う。いいWEBもあれば、悪いWEBもある。今のネットは単一のWEBの全体集合だけでなく、WEBとGOOGLEがセットになっていわゆるWEBとして利用されている。そしてミニグーグルとミニWEBがWIKIではないか。だからWIKIはどこまで言ってもマイナーな存在であり続けるであろう。
まぁその「ミニWEB」の最たるものであるブログに書き散らしているわけだから、上記の文章もその程度のものとして読むのが礼儀なのかもしれん。
もちろん、Wikipedia には(日本語版であろうと)参考になることがあり、「いいWEBもあれば、悪いWEBもある」という点は同じだ。「いい人もいれば、悪い人もいる」といった類の常套句と変わりがない。しかし、そのような絶望的につまらない論評であれば、わざわざ西和彦が書くまでもないであろう。
Wikipedia のようなものが日本語版であれ英語版であれマイナーなままであろうというのは、少し前に Google が運営している Knol を論評したときにわかっていたことでもある。もちろん、われわれ人間は各自で得意なことや好きなことがあり、そうした人々がもつ枝葉の情報や知識を持ち寄ることが Wikipedia の「リソース」となっている。その中には、編集するというスキルを持ち寄ることだって含まれているのだ。しかし、現状では「編集する」というスキルをもっているのかいないのか分からん人も編集しているし、そもそも圧倒的に数が不足している。このような形態で運営されているサイトであれば、ノイズの混入は最初から分かっていたことなのだし、それなりの質と数で運営する体制が育っていかなければ、なかなかまともなサイトにしていくのは難しいだろう。それは、なにも Wikipedia に限らず、SNS や掲示板であっても同じことである。
