Knol まだやってるんだ。
2009-07-14 04:42 /
Knolは、特定の分野に精通する有識者が書いた解説記事を掲載し、その情報を読者であるユーザーと共有・拡充していくことを目的としたサイトである。
Knol については他にも、Googleが検索結果を有利に工作するのではないか、あるいは企業やPR会社の格好の記事体広告の場になるのではないか、 といった懸念も指摘されているようだが、とにかくGoogleの壮大な戦略は動き始めた。いずれは日本語版も登場するだろう。メディアのありようを大きく 変える可能性もあるだけに、今後も大いに注目していきたい。
via itmedia.co.jp
で、その「衝撃」あるいは「可能性」とやらは何だったんだろう?
ずーっと前に Knol に言及したときは、特にインドの人が熱心に書いてるなと思って紹介してみたら、運の悪いことにクズみたいなエントリーも一緒に批判的に紹介したせいで、人種差別発言と勘違いされたわけだけど、あのときコメントを書いていた人に返事したときと同じく、問題はどういう人種の人が書いてるかという点にはない。当たり前のことだ。
日本人が書いているエントリーを見ても、ベンチャーの経営者やヲタクのための広告媒体あるいは自意識「補完」媒体と化してしまっているとの印象を拭えない。先行する Wikipedia にもいろいろと批評はあるが、Knol はそれ以前のかなり低レベルな段階で、事業としての成長が止まってしまっているように見える。いかな Google であれ、先行者の何年も後から適当に(たぶん Google の事業としてはうんこみたいな投資額と人的リソース配分だと思う)投下して勝負できるほど甘くないということだろう。
上記の引用で紹介した記事はかなり前のものなので、いまさらという気もするが、そもそも Knol のどこを見ても「有識者が執筆する」なんてことは書いていないにもかかわらず代行宣伝するなど、ITMedia は看板に偽りありと言わざるをえない。「ITStalker」あるいは「ITAd」または「ITTranslator」とでもサービス名称を改めてはどうか。なーんて。新聞すら叩かれてる昨今でもあるのに、メディア研究やジャーナリズムの教科書すら開いたこともないであろうド素人集団がやってる媒体に文句など言っても始まらないわけだが。
