WordCamp 関西懇親会 2009 (2)

2009-04-11 20:58 / wordpress

懇親会のお話を続けます。始まるまでの経緯は、まぁ大半の人にはどうでもいいことなので、本編の様子を知りたい方はこちらからどうぞ。

さて、Matt のスピーチです。プロジェクターで映し出された画面には、京都で撮影したというサクラの花が出ています。写真が好きで、スピーチの始まる前も盛んに来場者をデカい Nikon のカメラで撮影したり、逆に撮影されてもいた Matt でありました。

スピーチの概要は、細井さんのページでご覧いただけますので、ここでは僕が覚えている限りの内容を補足します。

まずは WordPress の話(スピーチの順番どおりにお話しするわけではありません。というか順番忘れた<笑)。何回かの UI 刷新を経て 2.7 へと移り変わってきた画面を紹介しつつ、他の言語で公開されている WordPress については全く UI テストをしていないらしいのですが、本家版については UI テストを 5 回繰り返すそうです。また、現行の開発体制ではユースケースがしっかり決まっているようなので、これを日本語版にも応用できるように公開したいという話もありました。確かに、処理については、それぞれのコードを見てユニットテストの仕様を書くのは簡単と言えば簡単なので、UI のテスト仕様が公開されることはありがたいですね。日本語版では、挙動に加えて日本語版に特化したポイントを加えていけばよさそうです。

それから(何度も言いますが、Matt のスピーチの順番に書いているわけではありません)、ちょっとした余興ということで、会場に来ていた人たちを対象に、「プラグインをいくつ使ってる?」というアンケートをしました。5個から始まって、25個以上使ってる方もおられるようでした。もちろん、自分でプラグインを書く人もたくさんいて、Matt の様子ではプラグインの数が増えたりプラグインを使う人が増えること、あるいは少し嫌らしい言い方をすると、WordPress に紐付いた拡張機能が増えてユーザやサードパーティ開発者の依存度が高くなることを期待している様子がうかがえました。もちろん、単純に「仲間が増えた!」みたいなノリもあるのだと思いますが。ちなみに、いま確認してみたら MD でプラグインは10個使ってます。

スピーチでは、WordPress 本体の他にも、Monotone という写真ブログのテーマ(写真のカラースキームを解析してページの色合いを写真に合わせてくれる)や、Prologue と似た使い勝手の、マイクロブログ+掲示板のような P2 も紹介されていました。そして、これから成長させていきたいプロジェクトとして紹介されていたのが BuddyPress です。WordPress MU の拡張として位置づけられた、SNS のプラットフォームと言えばいいんでしょうか。WordPress MU そのものは Harvard Law School Blogs とか Teens in Tech とか多くのプロジェクトで使われてはいるものの、取り回しが難しくて WordPress 単体ほど普及してはいないという印象が確かにあって、実際に非公開の案件で使ったときも、実装はともかくとして UI にかなり問題があると感じました(特にユーザとブログを紐付ける手順がややこしい)。

後半は WordPress だけに限らず、automattic でリリースしている数々のプロジェクトにどういうモチーフがあるのかという広い話です。”user centric” とか “accessibility” とかなんだかんだ言えるけれども、つまりは “freedom” という一言に突き動かされていると。”user centric” というキーワードが出たときに、「あ~ OpenID とか言うんだろうなぁ」と思っていたら(笑、確かに言及はしていましたが一種のツール扱いで、言葉を出したていどに終わっていました。技術者寄りのカンファレンスならもう少し強調するのかもしれませんから、WordCamp Tokyo の方がそういった話は出しやすいかもしれないですね(ちなみに、「技術者寄りのカンファレンスの方が OpenID の話題で議論しても多くの人がついてこれるから<高級だ>」などと言っているわけではありません)。

1時間ほどでスピーチが終了し、暫く質疑応答がありました。なぜ PHP で開発しようと思ったのかという質問には、細井さんのページでも書かれているように、PHP が簡単だったからという答えでしたが、確かに、個人的に簡単だったという話だけではなく、大規模な開発でも実際に PHP が使われていて、開発プラットフォームとしての選択だったという意味合いもあるのでしょう。

Matt に質問を投げられるわけですから、誰かが出すと思っていた Movable Type の質問もありました。ちなみに、「Movable Type も使ってる人は?」という Matt の質問には、僕の座っていたテーブルの人がたくさん手を挙げていて、”a bad table :D” とか言われていましたが、まぁ「業者」ですし(笑。それで、Movable Type との比較について質問があると、Matt の回答はかなりシンプルなものでした。質問の方も「Movable Type が日本でよく使われているのは静的なページの方が SEO 的に有利だからだと言われているわけですが」・・・という内容だったので、Matt としては「Google の人も WordPress でブログしてるよ」という簡潔な返事で答えるしかなかったのかもしれません。もちろん、Googlers の中には WordPress のユーザがたくさんいます。シェアという点で見ると、日本では IT ポータルなどで「海外では大きなシェアを占める」などと他人事のような紹介をされることが多いので、気にしていない方も多いわけですが、「大きな」どころか圧倒的なシェアを占めています。以前、ここで Google Trends を使った記事を書いたときに、タイポを考慮していないというコメントをいただきましたが、タイポを全て足し合わせても比較になりません。なお、日本での比較は「ムーバブルタイプ」「ワードプレス」と片仮名を使っている業者さんも考慮しないといけないので、検索ヒット数の 69,000,000 (WP) vs 598,000,000 (MT) が目安になるのかもしれません。日本語キーワードでは圧倒的に MT の検索ヒット数が多いと言えます。まぁ多いからどうとか言うつもりはありませんが、無視してよいわけがないのは確かでしょう。

さて Matt への質疑応答が終わり、暫く歓談というか食事をしつつ、残る二つのスピーチを待ちました。それはまた、別の話(飛ばすわけじゃなくて<笑、次の (3) で書くという意味ですよ)。

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KAWAMOTO Takayuki

Mr. KAWAMOTO Takayuki
also known as philsci
(birth day: Sep 20 1968)
live in Osaka city, Osaka, Japan.

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