自転車通学していた頃
2009-01-07 02:36 /
先の記事でご紹介した、疋田さんの『自転車の安全鉄則』を読了したので、それを参考にしながら僕が高校時代に自転車通学していた経路を振り返ってみたいと思います。
高校2年生までは親元のマンションから高校へ通っていました。当時、ラグビー場で有名な東大阪市の東花園というところに住んでいて、そこから大阪市内の高校まで自転車通学していました。トモダサイクルというサイクルショップで愛車(いまも自宅に保管しています)を組んだのですが、どこから仕入れてきた知識なのか、とにかく足回りだけはしっかりしたものを使いたいと思って、シマノの Dura Ace を選んでいます。当然、ヘルメットやグローブも付けて走行していましたし、疋田さんの著書でも明確に書かれているとおり、これもどこで仕入れてきたのか「バイクは車道を走るものだ」と堅く念じていたのでした。ただ、何度か警察官に呼び止められ、「なんで自転車が車道なんか走っとんねん!」と言われたことがあります。

自宅を出て恩智川の土手を南へ進むと、府道24号線があります。この道を、近鉄大阪線の俊徳道という駅までまっすぐ進みます。経路はきわめて単純なのですが、自転車で車道を走るにあたっては、注意しないと怖いポイントがありました。
まず最初のポイントは、そもそも上の図をご覧いただくとお分かりのように、二車線しかないということです。しかし、東大阪市を突っ切って大阪市まで行けるシンプルな道筋ですし、僕が通学していた朝の7時台と言えば、大阪市内へ向かうビジネスマンの車や営業用車両も増えるので、交通量が多かったのです。また、帰宅するときは夕方の18時や19時といった時間帯で、これまた帰宅するビジネスマンの車が増えますし、もっと北を同じく東西に走っている府道702号線や国道308号線を避けてくる営業用車両やトラックも行き交います。そして、なまじっか経路がまっすぐなので、渋滞に至らなければ非常にスピードを出し易く、道の起伏もそれほど大きくないため、僕らも走りやすいわけですが車のスピードも上がり易いのでした。

暫く15分ほど進むと、このように路側帯があります。しかし、その当時も自転車で走っている人は少なく、「オートバイ用のレーン」だと思っている人も多かったと思います。このあたりはいちばん走りやすいところです。

しかし、大阪市内に近づくと路側帯などまったくなくなり、5車線くらいになる箇所も出てきます。そして、違法駐車も多くなります。疋田さんの著書では、路上に車が停まっていると上図の赤い矢印で示したコースを自転車が通れるので路側帯の代わりになると書かれていますが、大阪のドライバーを舐めてはいけません。彼らは押しくらまんじゅうをしながら、この赤い線を通ってくるのです。なぜか。・・・軽自動車なら通れるからです。可能でありさえすれば何だってやるのが大阪人。そんなわけで、僕(というか大阪のロードレーサー乗り)なら路上駐車している車の後ろで一旦停止して、後ろを確かめてから進みます。ちなみに、疋田さんの著書に車道を逆走(右側通行)する自転車の話が出てきます。年配の方や主婦は無知でそうしている可能性はありますが、高校生やチンピラ風情のニイチャンなどはマッチョぶりたくてやっていると思われるので、啓発しても意味はないと思います。いづれにせよ、こちらが車道に押し出されて後方の車に跳ね飛ばされても馬鹿馬鹿しいので、たいていは手前で停まってやり過ごし、儚い自尊心を尊重してあげるほうが無難です。もちろん、毎日通るがゆえに再会することもあり、図に乗ってきたらそれなりの対応をしたことはありますが。

とまぁ、あれやこれやの障害もありながら大阪市内に入ってゆきます。最後に高校までたどりつくと、正門の前は上記のようになっていて、自転車どころか人ですら路側帯の外を歩かなくてはなりません。この駐輪ですが、高校の前に置かれているにもかかわらず、実は高校生の自転車は一台もないのです。なぜなら、僕らは校舎の脇にある通用門から自転車を入れて大学の駐輪場に置くのが常識だったからです。
以上で記憶の糸をたどるのは終わりですが、2年ほど東大阪から自転車通学していて実際に危険な目に遭ったのは二回ほどでした。一回は、発進した直後に肉離れが起きて街路樹側に倒れたとき、そしてもう一回はトラックに幅寄せされたときです。どちらも不可抗力と言える面があるので(肉離れは精進が足らんという言い方もできるでしょうが)、車道を走るロードレーサ乗りなら誰でも遭遇しうるリスクでしょう。
最後に他のリスクを思い起こすと、疋田さんの著書にもありますが、歩道を自転車で走るのは実際に危険だと思います。例えば黄色い点字ブロックの上を走るときはかなり神経を使います。パンクはそれほど心配ありませんが、あの材質ゆえに滑りやすく、特に雨の日は上を走りたくありません。点字ブロックそのものは歩道に必要なものですが、自転車にとっては脅威です。そして、これも疋田さんの著書に紹介されている、路側帯の側溝の蓋は、僕もどうにかしてほしいもののひとつです。とりわけ、ロードレーサー・タイプのバイクは 700C でも側溝の蓋にハマる可能性があり、スピードを出していればハマった瞬間に僕らが前方へ投げ出されるかもしれません。しかし、これらもまた自転車が道路の左端を法律に従って走行することが当たり前になってくれば改善されるものと期待します。
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