Scribble at 2020-09-28 08:26:51 Last modified: 2020-09-28 08:30:31

会社のメール・サーバを Google (G Suite) にして大きく業務に影響が出ているのは、不要なメールは躊躇なく削除できるということだ。これまでは問い合わせフォームから送信されたメールや営業メールは、アカウントごとに内容の是非とは関係なくローカルへ保存してきたのだが、G Suite だと GMail にアーカイブされているメールを POP3 で受信しているだけだから、ローカルに保存しなくてもよい。そのため、僕自身の業務に関係がないメールは全て削除している。したがって、特定の取引先とやりとりしているメールを除けば、社内では社員同士でのメールのやりとりが殆どなくなってチャットに移行しているため、ローカルに保存するべきメールは1日に1通か2通だ。後からやりとりを読み返すのも簡単で、更に効率が上がる。

このような場合でも、「後から必要になるかもしれない」とか「色々な情報を得ておくのが望ましい」という通俗的な一般論に従う必要はない。自分自身の仕事の邪魔になることを徹底的に排除するのが生産性を上げたり維持するコツであり、要するにどうでもいいことに注意を払ったり時間をかけるのは無駄というものである。ただし、何が「自分自身の仕事」であるかという点は、常にアップデートしたり修正したり範囲を再定義できるようにしておくのが重要だ。私はデザイナーだから情報セキュリティはどうでもいいとか、僕は営業だから経理は知らないとか、そういう会社員は「企業人」とは言えないようなレベルのオペレータであり、それこそ派遣社員やアルバイトと変わらないので、正社員として遇するには疑問がある。逆に、そういう見識で仕事をしている人はバイトでも派遣社員でも「同一労働」として遇するべきであろう。

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