Scribble at 2022-01-16 14:27:02 Last modified: 2022-01-16 14:38:20

障害者、とりわけ障害のある代議士に対するサポートを「特権」とか言ってる口先だけのマッチョな連中、たとえば自民党の陣笠女性議員とかだが、こういった人々に向かって「じゃあ、おまえら自分の両足を切り落としてみ?」と言ったところで、実は効果がないんだよね。

なぜなら、こういう〈なんちゃって右翼〉というのは、たいていは痩せ我慢を「肉体派」のとるべき態度だと錯覚しているので、自分がそういう境遇に至れば、甘んじて受け入れるだの自害するなどと平気で言ってのけるからだ。しかし、こういうクズどもが野村秋介氏のような本物の右翼や保守であるわけがない。絶対に、そういう連中は自分が言ったことなんて実行しないのだ。

ちなみにだが、僕は野村氏の名前を何度か出しているが、僕は彼と意見を同じくしていない。そもそも哲学にかかわっている自覚がある人間にとって、ヒトの思想はヒトの価値観という範囲内でしか〈意味〉を持たない(これは実質的に同語反復だ)が、哲学は「思想」とは異なり、そこへ踏みとどまることを(必ずしも嘲笑する意図はなく)「センチメンタリズム」と見做すからである。しかし、そういう事情はあるにせよ、「思想」によって生きた(そして死んでしまった)人物として、称賛に値するかどうかは意見が分かれるとしても、僕にとって畏敬するべき人物であるのは確かだ。こういうことに右とか左とか、新しいとか古いとか、そんな「ジャーナリズム」や「マーケティング」は関係がないのである。

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