Scribble at 2018-02-08 17:25:56 Last modified: 2022-09-24 13:07:14

「スランヴァイルプールグウインゲルゴウゲールウクウィールンドロブウリスランダスイハオゴゴゴッ」

これは世界でいちばん長い村の名前として知られている。チャトウィンの『パタゴニア』で現地の人が着ていたシャツに印刷されていたという描写で知ったのだが、改めて調べてみると、なんでもキャンペーンとしてわざと長く作ったらしい。いま住んでるところがこんなに長い町名だったら困るが、かといっていまの標準的で短い町名でも別に愛着など湧かないものだ。要するにそういうラベルとか語感に執着しても無意味であり、そこに住んでいる人や風土や設備にこそ愛着(あるいは逆に煩わしさや陰鬱な気持ち)が湧くものなのだろう。

[追記:2022-09-24] そういや、この記事の後にも同じ地名について書いた覚えがある。これだけ長くて印象深いように見えても、それについて書いたことすら忘れて初めて知った地名であるかのようなことを書くのだから、やはり長すぎて記憶に残らないものは、「長い」という簡単な理由ですら記憶されないのだ。

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