2017年10月09日01時28分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-10-09 01:28:46

山崎雅弘さんというと、一部では「パン屋」(「ヤマザキ」からか)という愛称で呼ばれている戦史研究家であり、ボードゲームの一種であるウォーゲームのデザイナーとしても著名な人物だ。僕がウォーゲームをしていた1980年前後の頃は、まだ彼のデザインしたゲームをやってはいなかった(殆ど AH, SPI, GDW といった輸入ゲームをプレイしていた)が、国内では一定の評価を得ているからこそ、いまだに細々とでもゲームをデザインしたり戦記の著作物を出版しているのだろう。しかし、ここ最近は Twitter で彼の発言を眺めていると、相当にエキセントリックになってきているようだ。あれでは右左関係なくただの噴き上がりである。

こういう人物を、僕はこれまで数多く見てきた気がする。ジャンルは特に関係なく、出版・広告・報道といった業界で「商品化」された人物のキャラクターは、どんどん増幅されて扱われるらしく、本人の迂闊な増徴も手伝って簡単に品性が下劣になっていく。まさに度し難いほど通俗的な発言を平気で繰り返すようになり、時事問題の動きへ即座に反応する責任があるのかどうかは知らないが、ともかく冷静さを欠いていて、すぐに、分かり易く、馬鹿げた発言を繰り返すようになる。

出版社受けやマスコミ受けする人物の著作というものは、当然のようにどんどん感傷的で馬鹿げた安易な内容となっていく。もともと東大で研究者をやっていたていどの知性の持ち主であろうと、あるいは関西のテレビ局で放送作家をやっていたていどに言葉の扱いには慎重だった人間であろうと、簡単に劣化する。もちろん哲学でも、東京のド田舎の高速道路がどうとか言っていた人物も、昔の文法を引きずり出して何か我々がハイデガー的な脈絡で堕落したかのようなことを書いているのであろう。

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