2017年09月27日16時35分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-09-27 16:35:48

Firefox がいよいよバージョン 57 で Firefox Quantum という新しい設計のブラウザに代わる。実際にベータ版や Nightly を入れてみたところ、確かに動作は快適になっている。ただ、アドオンにも新しい設計方針を採り入れており、追従していないものは legacy 扱いとなって、57 以降では機能しなくなる。57 でも、一時は Nightly を入れて extensions.legacy.enabled というオプションを有効にすれば使えるとされてきたが、このほど Nightly でも削除するしか選択の余地がなくなったようだ。このため、Scrapbook や NoScript といった、まだ新しい設計に対応していないアドオンを使っている身としては、新しいブラウザとアドオンのどちらを取るかという選択になる。

もちろん、僕は Scrapbook を取るので、いくら快適になろうと 57 にはアップデートしない。とは言え、使い続けてきて非常にありがたいのはもちろんなのだが、いつまでもアドオンに頼っていてはいけないのかもしれないとは思う。このままずっと開発を継続してくれるとは限らないし、ウェブページという体裁そのものも永続するとは思えないからだ。インストールしたままのブラウザで、ウェブページを問題なく簡単に保存して、快適に閲覧できるローカル環境が構築できれば、その方がいいかもしれない。しかし、いまのところ名前を付けてページを保存しても、いつものように HTML ファイルとそれ以外を入れたフォルダの一組が出来上がるだけだ。これでは何の管理もできないし、二つ以上に分かれている時点でリソースとしての単一性という直観に反したものになってしまう。かといって、あの MHT のように ZIP 圧縮した特殊な規格で single entity とすればいいかと言われても、何かファイルの規格として安定しておらず、使う気になれないまま何年も過ぎた。

まだ 21 世紀にもなっていない頃は、ウェブページを全て PDF に変換してパソコンに溜め込んだらいいんじゃないかと思っていたが、キヤノンの DocuWorks 以外に何かマネジメントできる仕組みはなかったし、そもそも高額でどうしようもなかった。いまだにそういう状況は変わらない。そろそろ、気軽にアーカイブすることはやめて、その場で読んだものを十分に消化していかないと、後から読むとは言っても、その「後」なんてなくなってくる年齢だ。

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