2017年07月28日10時32分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-07-28 10:32:54

僕は宮台真司という人物の通俗的な本は何冊か読んでいて、それなりに興味深い着眼点をもっている碩学の一人だとは思う。しかし、いまでは単純なエリート主義に成り下がったと言われるほどのデザイン志向のようなものを押し出すようになってからは、殆ど彼の書くものは読んでいない。それに、一時期だけとは言え、Twitter での連投を下書きにしているような、安っぽい芸能人のブログ記事も同然の文章を自分自身のスタイルとして選択するという、言語なるものについての軽薄さに驚いたし、小室直樹さんを崇拝する連中とつるんでものを書くようになってからは、急激にファシストの傾向が出てきてウンザリもした。しかも、東浩紀哲学担当取締役(僕は、わざとこう呼んでいる)と一緒に子孫を残すことこそ人間の義務なり男の本懐なりと言わんばかりの、まるでコンサバおやじみたいなプレゼンスを展開し始めるに至っては、本当にこの人は社会学どころか社会科学の基本的なリテラシーを学んだのかと思わずにはいられなくなった。

かように、彼らもまた東大で人文・社会科学を学んだ外国語秀才ではあるに違いないが、しょせん思想のレベルでは大学や出版社や官公庁などとの利害関係の中でしかものを書いたり発言したり行動するしかない、「サラリーマン」ということなのだろう。もちろん、僕はここから大反転してアマチュアの優越を語るほど愚かではないが、少なくとも僕は彼らよりは思想のレベルではマシだと思いたい。

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