2017年07月02日10時57分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-07-02 10:57:02

ときどき思うのだけど、「僕たちにできること」などと博報堂のコピーライター気取りのメッセージを Twitter に書いてるような若者の大半は、そんなことに暇を潰すくらいなら実際に行動することのほうが大切だと思うんだよね。もちろんデモをやってもいいし、身の回りで議論をふっかけてもいい。ともかく SNS でメッセージを発信するということに行動の向き先を集中させるのは、実は空回りすることが分かってる為政者とか、そこが(空回りであろうとも議論の中心であるかのようにプラットフォーム化してほしい)業界人にとっては、凄く都合がいい。でも、君らはそんなことを望んで責任感や善意を何かに費やしたいと思ってるわけじゃないだろう。電通、あるいは古臭い言い方ではレップとかアフィリエイトの仕組みを提供してる会社なんて、しょせん世の中の価値観や判断基準を攪拌して無用に複雑にするていどの役には立つのだろうけど、そんな相対主義や多元主義はどのみち判断を恐れて他人の決断にフリーライドすればいいという動機を与えるだけであって、世の中の役に立っているとは言えまい。

メッセージの投稿なんて、携帯電話の料金を払えるていどの生活をしていれば、実は誰でもできるんだよ。だからこそ内戦が続くような場所から携帯電話で投稿するということ自体が一つの成果であるような人のメッセージは貴重なのだろうけど、それはそこまでの話でしかない。残念ながら、幼児が「子供には未来がある」などと、現地で取材する報道記者やジャーナリストが書いた原稿をなぞるようなメッセージを Twitter に投稿したところで、申し訳ないけど僕にはそういうメッセージは届かない。

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