2017年06月28日12時26分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-06-28 12:26:16

だいたい護憲派とか言ってるけど、全く憲法に手を付けなくてもいいと思ってるのかな(第9条だけのことじゃないのか)。そういう人たちは第一章をどう思ってるんだろう。僕は第一章については、80年代頃から浅田彰さんが言ってるのと同じで、これは事実上の人権侵害だと思う。世襲だと規定している時点で、「彼ら」の一族以外に役割を担わせることはできないわけだし。考えてもみてほしいのだが、いまの時代にあって、生まれた時から生き方が法律で決まってるんだよ、彼らは。これは、市場が設定されておらず、待遇も遥かに当時の黒人よりはいいわけだけど、形式的には奴隷と同じだろう。こんなものを放置していながら、日本国憲法を世界遺産だのノベール賞の候補にするだの、アホじゃないのかと思う。

僕が日本の風土というものに強い胡散臭さを覚えるのは、多くの国にある「下への差別」だけでなく、こういう「上への差別」というものが横行していることにある。恐らく、嫌儲のようなメンタリティも同じだし、外形的には尊重しているようでも何か事件を起こせば徹底的に芸能人や政治家や大企業を叩く気風にも言えると思う。自分たちが叩きやすい対象を上や下に設定しておきながら叩くという、非常に悪質な気質があって、これは隠れた一つの「文化」とすら言えるのではあるまいか。もちろん、僕は「文化」という概念を何かキレイで繊細で価値の高い何かであるなどと根拠もなく決めつけてはいないので、形式的に条件を満たせば嫌なことや悪質なことでも、その国の「文化」と呼んで構わないと思う。

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