2017年06月27日09時19分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-06-27 21:59:21

テレワークに消極的すぎる日本

こういう、いかにも「日本は世界的な動向から遅れている」かのようなニュアンスで牽制するタイトルというのは、まずこれが本当なのかどうかを確認しなくてはいけない。テレワークを推奨してる国なんて元々ないわけで、テレワークに消極的どころか禁止している国が多いと自分で書いておきながら、こういうタイトルを付ける。このアゴラというサイトは他のブログから記事を転載しているメディアなので、タイトルも山田さんが書いたのだろうけど、ちょっと出版・マスコミ業界に毒されてる研究者という印象があるな。

そもそも「テレワーク」にも色々あるし、一定の定義で実施されるテレワークについては、既に何十年も実績が積み上がっている。その結果、多くの企業にとっては有能な人材のインセンティブにしかならないという結論が出てるんだよね。管理コストがかかるだけだから、無能や凡人が要求するのは贅沢というのが本音だと思う。これは、似たような形態のフリーランスにも言えることで、凡庸な人が個人事業主として本業のデザインや記事制作に加えて、財務や営業をやれるんですかという話なんだよ。

組織、とりわけ企業というものは業務を職能に応じて分担することが肝であって、それゆえ営業は財務を知らなくていいし社長は情報セキュリティを知らなくてもいい。したがって、企業という形態を否定してやっていけるのは、まさしく個人事業主として企業なら多人数で分担している全ての職能をひととおり一人だけでこなせる(そういう意味では「有能な」)人間だけのはずなのであって、その辺に履いて捨てるほどいるような二束三文サラリーマンが成功するわけないんだよ。

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Google+ Twitter Facebook