2017年05月12日11時04分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-05-12 11:04:34

18歳は大人か!? ~ゆれる成人年齢引き下げ論議~

いまの高校生とか中卒で働いてる人たちって、成人年齢を引き下げてほしいと自分たちで切実に懇願してるのかな。僕には、何かそれが闇雲に思想として正しい筈だと思い込んでる左翼の大人が騒いでるだけにしか見えない。もちろん保守派の人々の中には、これを少年法の適用年齢とセットで認める人もいることだろう。つまり成人年齢を引き下げるのだから、少年法の適用も除外するべきであって、罪を犯した者には所定の処罰を加えるべきであるというわけだ。しかし、少年法の適用を外したいからといって成人年齢を引き下げるバータの材料にするというのは、社会制度を変更する理屈として正しくないだろう。そもそも少年法の方が特別法規なのであるから、成人年齢が何歳であるかによらず、「少年」などという特別扱いが日本において不要であれば単独で廃止すればいいだけのことである。

この話題は昔からあって多くの人が議論しているわけだけど、決定的な問題があるのは、この制度を変更する権利が、成人ではないがゆえに選挙権のない若者にはないということだ。つまり、若者自身が成人年齢を引き下げたいと思っていようといまいと、彼らに制度がどうなるべきかを選ぶ権利がないのである。それゆえ大人が議論して大人が決めるのは、制度としては当然なのではあるが、どうも若者自身が大人に働きかけて自分たちが望むような結果を促しているようにも思えない。もちろん、そのような一つの事案だけで政党や代議士を選ぶ投票行動が変わる見込みは低いが、アンケートへの回答などにおいて関心があることを意思表示はできるかもしれない。が、困ったことにこうしたマスメディアの世論調査というものは、既に論点が決まっていて選択するだけのものが多く、自分なりの関心をわざわざ回答する人は少ない。

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