2017年05月01日15時22分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-05-01 15:22:15

高校の「地毛証明書」に賛否!イジメ防止やクレーム対策に必要との声も

「地毛」(じげ)のことか。文字として見るのは、たぶん生涯で初めてではないか。それくらい、たまに会話で語られるくらいがやっとのことなのに、わざわざパーマではないことを証明しなくてはいけないらしい。ぶっちゃけ、髪の長さや質や色なんて、個人としてはどうでもいいような気がする。青色でも真っ白でもいいし、滅茶苦茶に長かったり、逆にハゲていてもいいし、パーマを当ててツンツンさせていようと、そんなもん逆に勉強には何の関係もないわけだし。どのみち、学校は勉強するだけではなく人を育てるところだから、髪の乱れは風紀の乱れであるなどと言いたいのだろう。でも、できもしない「全人教育」みたいな理想を掲げては、クラブ顧問や担任としての残業なり休日出勤で自滅していくような愚行を続けるのは、そろそろやめたらどうなのか。

もちろん、これはこれで意味があると説く人もいよう。つまり、陰口を叩かれる前に学校が把握して「これは規則違反をやっているわけではないから、いじめないようにしよう」と言うわけだ。でも、いじめる側にしてみれば、地毛だろうと天然パーマだろうと、他人と違う風貌であれば、いじめるのに十分なのである。したがって、そのようなことを学校が把握したところで防止はできない。寧ろ、いじめが起きている兆候をどうやって逃さずに把握し、更には生徒による迷惑行為をどのように取り締まるかを考えるべきだろう。だいたいにおいて、学校の教員は家族でもなんでもないのだし、生徒が違法行為を犯せば現行犯で逮捕して周辺の共同体を守る社会的な責任があるし、そういう傾向の生徒は監視しなくてはいけない。中村雅俊や武田鉄矢や柴田恭兵や水谷豊といった、昭和の人々が演じていたような、或る意味では「漫画的」とも言い得る教師像を追いかけるのは、いまや無駄であろうし、更には有害ですらあろう。

そして、このような愚行を学校で続けさせないためには、やはり親自身が子供を養育する責任を取り返す必要があり、そのためには馬鹿げた残業をやめなくてはならない。

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