2017年03月05日11時22分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-03-05 11:22:22

もう自宅の Becky! でメールを受信するのは日曜くらいだ。つまりはメールをやりとりしている知人や親類が殆どいないし、あとは数多くのメルマガやメーリングリストからメールが大量に送られてくるか、念のために送られてくる銀行の振込み通知とかサーバ会社の決済情報くらいだからだ。恐らく、僕が使ったり取得しているメールアカウントの大多数は、どこか一つのメールアカウントへ転送するように設定して、集約しても全く問題がなさそうだ。特に、GMail のアカウントは、メールアカウントについてだけ言えば、複数を切り替えて使う理由がない。敢えてあるとするなら、それはメールの受信領域を何かの記録の保存領域として使う場合だけだろう(自分自身に何かを添付してメールを送り、バックアップ先として使うという「オンラインサービス」まであるくらいだ)。

それはそうと、何度か Twitter や Google+ でも書いたように、メルマガやメーリングリストに無闇に登録していたせいで、毎日のように膨大な数のメールが送られてくる。特にニューズグループのログはやたらと多いし、その大半は物理学や数学や哲学についてお喋りするくらいの素養や能力しかない「いっちょかみ」か、そういう場所に居ついているキチガイなので、そもそも読むに値しない。既に学術研究者の大半はメーリングリストなど使わないから、もう何年も前からメーリングリストの価値は失われている。そういうわけで、少しずつだが解除することとした。

ご存知のように、「解除」とか「退会」と呼ばれる手順は運営元にとってはネガティヴなものらしく、「登録」とか「入会」と呼ばれる手順に比べると UX として検討の余地が多い。もちろん運営元にしてみれば、アクティブなユーザが減るのは、財務としても金融機関や VC へ「はったり」をカマすのに困る(笑)。したがって、メールを受信しているアカウントの利用者が死んでいようと魚の頭であろうと、頭数は減らしたくないわけだ。よって、解除・退会の手続きを途中で思いとどまらせるための「施策」とやらを色々と講じる。もちろん、そういうことを言っていても他人事ではなく、サービスサイトを運営している都合から、僕が勤める会社でも似たような手練手管を「マーケティング戦略」などと言って考えたり実行している。よほど酷ければ経営会議などで「そんなものは『マーケティング』ではなく『マーケティング・リサーチ』の一部でしかない」などと言うかもしれないが、いまのところそんなレベルで悩むほどの業容ではないと思う。

というわけで、幾つかのメルマガやメーリングリストで、登録したメールアドレスを解除している・・・のだが、Oracle のメルマガ解除ページはウンザリするほど遅い、まぐまぐは URL から「解除」じゃなくて「新規登録」ページに飛ばされる(解除はタブを切り替えないといけなくなっている)、まったくもって、この手の UX デザインは(自分達では "UX" などという観点で取り組むべきことだとは思ってもいないだろうけれど)今も昔も堅気の仕事とは思えないようなマインドで設計されているようだ。ともかく、解除・退会を思いとどまるくらい感心する説得方法というものに接した試しがない。

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